前回ブログでは、かつて物議を交わすことの多かった美容医療も、最近ようやくその社会的評価が向上しつるあると記載しました(^_^;
そして何故僕が”国民皆保険制度医療”から美容医療に鞍替えした理由について書きましたが、今思い起こすと当時の”国民皆保険制度医療”にやや不信感を感じたのも鞍替えの押しとなりました。。
当時北海道の地域医療で日々の診療に追われていた頃、良い気分転換となったのは僕の働く病院で診療終了頃にやってくる製薬会社の営業担当者たちとの面会でした(^^)
彼らとは年齢も近く友達感覚で診療終了後に食事や一杯飲みに出かけたりして、今でも楽しい想い出として記憶に残っています(^-^)
そんなある日、製薬会社の営業担当者の1人が上司を連れて僕に面会にやって来たのです。
その上司は困ったような顔をしながら「この冬、当社はインフルエンザ流行を予想して抗インフルエンザ薬を大量に生産しましたが、予想に反してインフルエンザが流行していません。。」と言うのです。
それを聞いた僕は「それで?」と聞き返すと、その方は言いにくそうな顔をしながら「先生たちのほうで何とか、、その〜、お願いをしたいのです。。」と言ったのです。
つまりこの上司の方は、診療中僕が”風邪疑い”の患者さんを診察する際、病名に”インフルエンザ感染症”と記載し、この製薬会社の抗インフルエンザ薬を処方して欲しいと暗に頼んできたのです(>_<)
僕は返事をごまかしながら、内心”えっ?”と”国民皆保険制度医療”の矛盾点に気づかされたのです。
製薬会社が病気治療薬を開発してくれるのは大変有り難いのですが、製薬会社は病気自体が根絶されると薬が不要になって会社が潰れてしまうので、それはそれで困るのです(^_^;
なので先ほどの例の如く、医師に無理矢理な診断名をつけさせてでも投薬させようとする、薬(製薬会社)優先の医療行為が何故かまかり通っているのです。。
本来は余計な投薬などせずに、出来るだけ自然治癒を促すのがまっとうな医師のあるべき姿ですが、残念ながらまっとうなやり方では病院の売り上げが得られないという決定的な矛盾点が国民皆保険制度医療に存在するのです(×_×)
別の例を挙げると、当時整形外科に従事していた僕は肩痛や腰痛患者さんを頻繁に診察していました。
こういった患者さん達を毎日診察していると、レントゲン写真などの簡易検査と身体所見のみで十分に診断出来るようになります(^^)
ところが、MRI、CT、造影剤検査など特殊検査をせずに診断すると保険診療点数がほとんと稼げず、病院としては赤字になるため、病院側は医師たちに不必要な検査を敢えてしてでも、保険診療点数の加算に貢献するよう促します(・o・)
本来経験豊富な医師、特に名医は検査なしに患者さの直診察だけで、大半の場合ほぼ正確な診断をつけられますが、名医になればなるだけ、診断に伴う検査項目が少なくなる、すなわち保険診療点数が低くなり、その名医のいる病院が儲からなくなるのです(・o・)
逆に特殊検査なしでは診断に至らない能力の高くない医師が、確定診断を得るため出来るだけ多くの検査をすればするほど病院が儲かるという、とんでもない矛盾が国民皆保険制度医療で起こりうるのです(>_<)(>_<)
このような矛盾の多い国民皆保険制度医療下で、有能な医師達も病院売り上げ貢献のため、不必要な高額検査を渋々行っているのが現代医療の実情であり大きな問題点なのです。。
さらに言うと、こういった不必要な医療行為で毎年莫大に膨れ上がるこの医療費を負担しているのは、誰でもない我々1人1人の血税なのです(>_<)
そしてこの莫大な医療費こそが、我々の生活を圧迫する財政赤字の最大の要因であることは火を見るよりも明らかです。。
先例の如く、病院売り上げアップ貢献のため不必要薬を処方したり、不必要検査をする現代医療に大きな矛盾を感じた僕は、”国民皆保険制度医療”を離れ、完全自由診療下で行われる美容医療に飛び込んだのです。
案の定、美容医療では不必要な投薬・検査を行うことなしに必要最小限の医療行為のみを行えばよく、そういった意味で美容医療はとても健全だと僕は確信しています(^-^)
前回ブログで僕は、随分前に医師の友人達から「お前は医療の本流から外れるのか。。」と非難されたと書きましたが、そもそも”医療の本流”とは何なのかを考える時期に来ているのではないでしょうか。
もはや上記の如く矛盾点がつきまとう”国民皆保険制度医療”のみが”医療の本流”とは決して言えません。
たとえ自由診療で行おうとも、それが患者さん優先(利他的)に行い、治療を提供する側・受ける側ともに納得ゆくものであれば、それこそが”医療の本流”になり得るのではないでしょうか(^-^)
つい最近まで”医療の本流”ではない美容医療への従事に若干の”後ろめたさ”を感じていた僕ですが、今後益々、正々堂々とこの医療の発展に貢献してゆけたらと思っています(^-^)