2,000年初頭、僕が一般(国民皆保険)医療で行われる整形外科から、自由診療で行われる美容医療に飛び込むのはそれなりの勇気・覚悟が必要でした。

 

何故なら当時美容医療は極めて特殊、もしくは社会的認知が低い医療だったからです。。

 

その頃この医療にやってくるお客様はあくまで限定されていて、彼女・彼らは人目を忍んでこの医療を受け、またこの医療を提供する側も、密かに行うような暗い印象が拭いきれませんでした。。

 

ですから僕は、当時北海道で一緒に勤務していた外科医仲間たちにもあくまで内緒で美容医療に飛び込んだのです(>_<)

 

もし当時の外科医仲間たちに、僕が”美容医療をやりたい”と直に伝えたなら、彼らは”お前は本来医師のあるべき姿を忘れ邪道に進むのか。。”と軽蔑されるのがおちだったでしょう(v_v)

 

にもかかわらず、僕が敢えて美容医療を選択したのには下記の如く明確な理由があります。

 

1)5年間、整形外科研修中首から足までくまなく勉強し、最後に残されたの顔面(頭)領域をどうしても勉強したかったこと。

 

2)整形外科は国民皆保険制なので、手術の上手・下手に関わらずその評価は変わらない。

だが美容外科は自由診療制なので、自分の外科医能力(手術等の巧さ)がダイレクトに評価されやり甲斐を強く感じる。

 

といった理由です(^_^;)

 

1)についてさらに述べると、僕は医学生の頃から形成・美容外科に興味があり、今振り返ると暇な時間に医学部図書館を訪れれば、特に理由もなく形成外科系の教科書をぱらぱらとめくっていた記憶があります。

 

そして医学部卒業が近づいた頃、医師先輩に将来形成外科系に進みたいと相談すると「君は形成外科を選択すればブラック・ジャックみたいになれると思っているのか?だが現実は違い、形成外科は症例が少なく、将来ごく限られたポジションしかないのでその道は大変だよ。。」とネガティブなことを言われたのです。。

 

当時純粋だった僕は先輩医師のこの言葉が気になり、結局形成外科入局を断念しました。。

 

しかしその想いは捨てきれず、整形外科を勉強した後、僕は形成外科の1分野ある美容外科の道へ進んだのです。

 

2)についてですが、整形外科研修時代、僕は米国フィラデルフィア、トーマス・ジェファーソン大学医学部附属病院・整形外科にて短期研修を行ったのですが、その際米国の整形外科医の精悍さに圧倒されたのです(・o・)

 

日本と異なり米国医療は整形外科領域を含め、完全自由診療下で行われます。したがって外科医の評価はその医師がいかに優れた治療(手術)をするかに全てがかかっています。

 

僕は米国での短期研修期間中、朝5時半に開始するカンファレンスに眠たい目を擦りながら参加しましたが、そこでは成績優秀な外科医たちがまるで”雄ライオン”のように堂々としていたのです。

 

それもそのはず米国外科医療では、成績が良ければ地位・収入・賞賛などが得られますが、逆に成績が悪いとその全てを失う、ライオンと同様な弱肉強食の世界なのです。

 

僕はこのアドレナリンが”ドクン・ドクン”と流れる米国整形外科医の生き方に喚起され、将来自分も同様の環境で勝負したいと思い美容外科(自由診療)を選択したのです。

 

そして僕が2001年にこの医療を開始してからあっという間に15年以上の歳月が流れました(*_*)

 

この間、美容外科医療は社会的評価が随分改善し、一般的にも広く受け入れられるようになったのを実感しています(^-^)

 

次回は自由診療(美容外科医療)が一般医療よりも、むしろ長けていると感じた一例を紹介したいと思います(^o^)