僕の行っている美容外科医療は通常医療とは異なり、原則的に病気の患者さんを診療対象としません。

 

僕は医学部を卒業後、大学院で4年間の基礎研究を行い、続いて整形外科研修を5年間行った後、美容外科医療の門を叩きました。

 

当クリニックでは保険診療で皮膚腫瘍(イボ・ホクロ)除去治療を行う患者さんなどもいらっしゃるため、一般医療との接点が全く無いわけではありません。

 

ですが美容外科中心の診療を長年行っていると、一般医療の感覚・常識が希薄になり、医師の本来あるべき姿からかけ離れる心配があります。。

 

そこで僕は5年ほど前に”産業医”資格を取得し、一般医療からかけ離れない努力を自分なりに行っているのです(^_^;

 

”産業医”とは労働者の健康管理等について、専門的な立場から指導・助言を行う医師を表し、それはかなりお堅い感じの仕事内容です。。(^_^;

 

”産業医”資格は5年ごとに更新する必要があり、その間一定数の講習・研修会に出席し単位取得しなければなりません。

 

そこで最近僕は下写真のような”産業医”講習会に出席しましたが、その講義内容は普段行う美容外科医療と別次元で、それがかえって良い刺激となりました(^-^)

 

”産業医”をはじめ、一般医療では論理的・オーソドックス(正統)な治療が求められるので、そういった意味で左脳優位な仕事です。

 

それに対して美容外科医療は感覚的・”カン(第六感)”を駆使する治療が必要で、右脳優位といえます。

 

例えば僕の場合、手術中思考はあまり使わず、”手先が自然に動く”感覚を優先、すなわち治療の作業工程判断や手加減具合は感覚的に行っているのです。

 

そして手術は感覚的に行うほうが、思考優位に行うよりも確実に良い結果が出ると僕は確信しています(^○^)

 

美容外科手術は”アーティスティック(芸術)”と言われるは、その作業で主に右脳を使うのがその理由ですが、常に右脳優位だと左脳を使う”産業医”の研修講義が良い刺激になるのです(^-^)

 

右脳しか使えない偏った人間にならないよう、たまには左脳も使って、脳バランスを良くする努力を続けたいと思います(^-^)

 

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