以前クリニックに治療にお越し頂いた50代中半のお客様は、治療直前、僕に願をかけるように次のようにおっしゃいました。
「先生、私には幼い子供がいますが、小学校の参観日で母親ではなく祖母に間違えられそうになりました。。若さを取り戻せるよう、なんとか宜しくお願いします」と。
僕は心の中で”50代中半で小学生のお子さんがいらっしゃるとういうことは、40代中半で出産されたのか。。”とすぐに気づきました。
ついこないだまで出産は40歳前に終えるというのが一般的でしたが、現在もはやこの常識は通用しなくなったようです(^_^;
当クリニックには上記のようなお客様のみならず、40代後半で妊娠をされていたり出産を控えている方々が、その間に治療希望、受診されるケースが次第に増えています。
すなわち、僕がこのクリニックでメインに取り組んでいるのは”アンチエイジング(抗加齢)”の為の美容外科医療で、その流れ(トレンド)は日増しに強くなっています。
”アンチエイジング”は心と体の両面に働きかけるべきですが、中でも美容外科は体外面に働きかける医療です。
美容外科医療技術はすでに定番(さほど変化しない)なので、それをいかに適切・確実に用いるかが鍵ですが、近年高齢化社会の到来とともに、この医療技術をアンチエイジング目的で行う機会が激増しています(O_O)
さらに内科(遺伝子)アンチエイジング医療は、外科のそれよりも遥かに猛スピードで発展していて、近い将来、癌など不死の病の撲滅は勿論、良くも悪くも我々の寿命が”ぐーん”と伸びる時代が間もなくやってくるのです(・o・)
僕は外科専門なので、”内科的アンチエイジングは内科の専門家に任せておけばいいや”と呑気に構えていましたが、そんなことを事を言ってる場合でなくなりました(>_<)
何故なら急速に進歩する内科的アンチエイジング医療を意識的に勉強してゆかないと、この医療の恩恵からあっという間に置いてきぼりにされかねないからです(v_v)
以前このブログで”CRSPER遺伝子”技術に触れましたが、僕もつい最近までしらなかったこの技術、グローバル・スタンダード(世界基準)からするとアンチエイジングを心がけている人々の間では”CRSPER遺伝子”技術はすでに常識範囲内、その臨床応用を今か今かと待ち続けているのです(O_O)
長年医療に携わっていると、いつも人体の神秘やその無限の可能性(命の継続)に”はっ”と驚かされる機会がありますが、僕は人体に無数(何十億個レベル)で存在する細胞一つ一つに我々の意志・命が宿っていると感じます。
我々が生命の無限の可能性に気づき始め、それを有効活用出来る時代がすぐそこまでやってきているのではないでしょうか?!