健康な男性の場合手術など本格的な医療経験が殆どなく、美容外科で初めて手術を経験することも少なからずあるようです(^_^;
そういった場合、強い精神安定作用を持つ女性ホルモン(エストロゲン)をあまり持たない男性は、治療開始前から不安・不穏を示し、鎮静剤を用いて落ち着いてからようやく治療開始になりがちです。。
ところが先日僕のクリニックで本格的アンチエイジング治療(手術)を受けた中高年の男性は、開始直後から落ち着き払っていて僕は”おや、珍しい。。”と思いながら治療しました。
合計3時間近くかかった治療中、このお客様は安静にしているか寝ているかのどちらかで、”こんなストレス・フリー手術はなんて快適で楽しいのだろう”と改めて感じました(^o^)
一般的に治療結果や回復経過はそれを行う外科医の技量に全て依存する思われがちですが、長年外科医療に従事する僕は必ずしもそうではないと思っています。
例えば先日二重治療を初めて受けたティーンエイジャー女子は治療に極めて不安を抱いていたせいか、局所麻酔と静脈麻酔(鎮静剤)を併用したにも関わらず、治療への不安・恐怖のあまり、治療中僕がどんなに慰めても終始泣きじゃくりました(×_×)
そういった場合、過度の緊張のせいで患部(上瞼)に力が入り、治療後の腫れが通常よりも大きく出てしまいました。。(>_<)
逆にこの中高年男性のように治療中力を抜きリラックスしていただけると、長時間治療を行っても治療直後からほとんど腫れず当然その回復過程・最終治療結果も極めて良好となります(^_^)
そして手術における外科医と患者さんの役割は、お餅つきの際の”お餅を突く人”(外科医)とその合間に”お餅をこねる相棒”(患者さん)のような関係に似ていると僕は考えます。
つまり”お餅を突く人”(外科医)と”お餅をこねる相方”(患者さん)さんの相性が良く、協力的にを行うと美味しいお餅(良い治療結果)が得られます(^^)
逆にお互いの相性が”イマイチ”だと美味しいお餅を作るのは簡単にはゆきません。。
ではどうすれば美味しいお餅(良好な治療結果)が得られるための、”お餅を突く人”(外科医)と”お餅をこねる相棒”(患者さん)の相性を良く出来るのでしょうか?
それは医師ー患者さん間で揺るぎない信頼関係の構築に尽きるのではないでしょうか。
医師は患者さんに治療効果のみならず、治療に伴うリスク等も含めじっくり時間をかけてカウンセリングを行い、治療に踏み切るかの最終判断は原則的に患者さんに任せることが重要です。
また上述の如く良好な治療結果の獲得には、患者さん側にもある一定の責任があるのを患者さんに知って頂くことも必要になります。
患者さんは治療を任せた医師を一度信頼したのであれば最後まで信頼すべきであり、むやみやたらに途中でその医師の行った治療を疑ったり不安を抱く行為は禁物で、そういった姿勢は良好な治療結果獲得の障壁となりかねません。。
何故ならストレスや不安は、生体の回復・治癒機能を遅延させることが医学的に証明されているからです。
因みに先日僕の治療を受けたこの中高年男性は、奥様や娘様が既に僕のお客様だったので、治療前から全幅の信頼関係が構築されていたので全てが円滑に進んだのでしょう(^o^)
治療を受けられるお客様は、治療が出来るだけ円滑に行われるようリラックスしつつ、前向き(ポジティブ)・希望的な姿勢で望むとそれだけ良い結果として反映する事実を知って頂けたらと思います(^-^)
