下写真は先日僕が出席したハワイ開催の環太平洋形成外科学会にて、米国のダニエル・アラン医師と一緒に撮影したものです。
アラン医師は血管・神経縫合をおこなう微少外科(マイクロサージェリー)の専門医で、米国で顔面移植手術を初めて成功させた著名な方です。
僕も微少外科(マイクロサージェリー)を用いた移植手術にとても興味があり、彼の行う仕事こそが形成外科の神髄の一つだと確信しています(^^)
本学会でアラン医師が発表したのが米国初の顔面移植症例で、下写真の如く顔の真ん中をショットガン事故で損傷した症例です。。
因みにこの症例はネット掲載された本人の承諾が得られた写真です。

アラン医師は”人は中顔面を失うと、家族ですら顔を背けたくなるほどの容貌になります。だからこそ脳死した方にお願いして、その摘出顔面を移植する価値があるのです”と。。
確かにこの写真を観察すると、アラン医師のおっしゃることがもっともだと分かります。
下写真は2008年の手術7ヶ月後に撮影されたものです。確かに中顔面(顔の真ん中)を取り戻すと、人間の顔に戻った感があります。
この写真で顔が下膨れ気味になっているのはとても重要な理由があります。
それは元の患者さんとドナー(提供者側)の血管・神経が確実に融合されるよう、筋肉や唾液腺などの組織を二人分、二重にしているかららしいのです。

下写真はその後の手術で二人分あった顔の下半分の組織を一人分にした最後の出来上がりに近い写真です。
見事に改善した顔を見て、僕は思わず涙ぐむほど感動しました。。

これこそ匠の技が奇跡を生んだとしか言いようがありません。
勿論他人の顔面を用いているので、この患者さんは免疫抑制剤を一生使わざるを得ません。。
そして免疫抑制剤を用いると、20年以内に発癌する可能性が一気に高くなりますが、この患者さん曰く「20年間顔のない人生を生きるのに比べたら、たとえ20年以内に癌になっても、顔のある生活をしたいのです」と。
我々にとって顔はその存在そのもの、非常に大切なかけがえのないものだということが、アラン医師の発表から改めて痛感しました。。
アラン医師は血管・神経縫合をおこなう微少外科(マイクロサージェリー)の専門医で、米国で顔面移植手術を初めて成功させた著名な方です。
僕も微少外科(マイクロサージェリー)を用いた移植手術にとても興味があり、彼の行う仕事こそが形成外科の神髄の一つだと確信しています(^^)
本学会でアラン医師が発表したのが米国初の顔面移植症例で、下写真の如く顔の真ん中をショットガン事故で損傷した症例です。。
因みにこの症例はネット掲載された本人の承諾が得られた写真です。

アラン医師は”人は中顔面を失うと、家族ですら顔を背けたくなるほどの容貌になります。だからこそ脳死した方にお願いして、その摘出顔面を移植する価値があるのです”と。。
確かにこの写真を観察すると、アラン医師のおっしゃることがもっともだと分かります。
下写真は2008年の手術7ヶ月後に撮影されたものです。確かに中顔面(顔の真ん中)を取り戻すと、人間の顔に戻った感があります。
この写真で顔が下膨れ気味になっているのはとても重要な理由があります。
それは元の患者さんとドナー(提供者側)の血管・神経が確実に融合されるよう、筋肉や唾液腺などの組織を二人分、二重にしているかららしいのです。

下写真はその後の手術で二人分あった顔の下半分の組織を一人分にした最後の出来上がりに近い写真です。
見事に改善した顔を見て、僕は思わず涙ぐむほど感動しました。。

これこそ匠の技が奇跡を生んだとしか言いようがありません。
勿論他人の顔面を用いているので、この患者さんは免疫抑制剤を一生使わざるを得ません。。
そして免疫抑制剤を用いると、20年以内に発癌する可能性が一気に高くなりますが、この患者さん曰く「20年間顔のない人生を生きるのに比べたら、たとえ20年以内に癌になっても、顔のある生活をしたいのです」と。
我々にとって顔はその存在そのもの、非常に大切なかけがえのないものだということが、アラン医師の発表から改めて痛感しました。。
