先日何気なく僕の出身大学の同窓会雑誌を見ていると、僕が学生時代、大変お世話になった教授の訃報が掲載されているのを見て、しばらく感慨に耽りました。。

何故ならこの教授があの時の僕を叱ってくれてなかったら、今の僕があるとは思えないからです(^_^;

それは今から30年近く前、僕が大学1年生の頃、選択科目で受講していた”統計学”がどうにもこうにも苦手で、その期末試験に合格する自信がなかったので、僕は試験をすっぽかしてしまったのです(>_<)

当時の僕のもくろみは、”統計学”は選択科目だったので、その単位取得が出来なくても、翌年別科目で単位を取得すれば問題ないと判断したからです(^_^;

ところが僕の大学は医学部のみの単科大学であったこともあり、1クラスで統計学を選択している学生は40名程度と少なく、僕が欠席がバレバレだったのと、当時の僕は全くを持って非常識で、なんと無断欠席したため、予想外に事が大きくなったのです(>_<)(>_<)

当時僕のクラス担当のこの教授は、試験会場に現れなかった僕を捜し、僕の実家を含め、ありとあらゆる所を探したらしいのです(>_<)

その頃は携帯もなく、試験をすっぽかした僕は原付バイクでどこかにほっつき廻っていたので、その日の夕方下宿先に戻ってくるまで事の重大さに気づきませんでした。。

下宿で同級生たちから僕が行方不明になったことで大騒ぎとなった話を聞き、僕は”まじか、、やばいな。。”とその時点でようやく気づいたのです。。

しかし時すでに遅しで、翌朝この担当教授から呼び出しがかかり、教授室に入った途端、この教授は僕に向かっていきなりの怒号で”馬鹿者!!!”と叫んだのです(>_<)(>_<)

それから延々1時間以上、僕がいかに幼稚・無責任でどうしょうもないかについて説教され、話している最中にこの教授は怒りがさらに浸透したのか、机の教科書を手に持ったと思いきや、それを机上に大きな音が鳴り響くほどの勢いでたたきつけたのです(・o・)

その時点でようやく僕は、他人をこれほど怒らせる自らの浅はかな行動を知ったのです。。(>_<)

そしてこの教授は説教の最後に「お前のようなほとんど猿と同レベルの者に医師になる資格はない!」と言い放ちました。

僕は内心”教授の言うとおりだよな~、僕は医師はなれれないんだ。。”とあきらめの境地に陥っていると、この教授は続けて「少しだけ時間を与えるから、医師になるのをあきらめて退学するか、それとも今回のことを反省してもう一度頑張るのか廊下で考えなさい」と言いました。

僕は廊下に出て頭を冷やしながら、”このまま退学すべきだろうかとか、僕が退学したら親は悲しむだろうなとか、医師になれなかったら何をしたらいいんだろう。。””とさまざまな思いが錯綜しました。

そして”はっ”と閃いたのが次の考えでした。

この教授は”僕に助け船を出してくれていて、僕がもう一度チャンスを下さいと言えば許してくれるのではないか?”という考えでした。

そして僕は”今すぐに自主退学を申し出なくても、本当にダメだったら近いうちに強制退学になるだろうから、取りあえずもう一度チャンスを与えてもらおう”という結論に至りました(>_<)

5分後僕は教授室に戻り”○○教授、もう一度頑張りたいです。。”と言うと、教授はややほっとした表情を見せて、”それであれば二度とこういう過ちを繰り返さないよう、反省して勉学に励みなさい”と言いました。

それから6年後の卒業式で僕はこの教授と再会し、「○○教授のあの時の説教のお陰で何とか卒業出来ました。本当にありがとうございました!」と御礼を言うとこの教授はにこっとしながら「医師になれて良かったですね。おめでとう」と言ってくれました(^^)

そして先日この教授の訃報を同窓会誌で知り、僕は一人、この教授に黙祷による哀悼の意を示しました。

気づくと僕は叱られる側から自分の職員を叱る側に廻りましたが、あの時叱って頂いた故教授に絶え間ぬ感謝を捧げたいと思っています(^^)