研修初日の午後は、下写真の人形を使った実習などを行いました(^^)

”AED”と呼ばれる除細動器はここ10年で普及し、街角や駅などでよく見かけるようになりました。

それは原因が何であれ、我々が命の瀬戸際にある時、その最終局面は心臓の動きが不規で痙攣した状態、いわゆる”心室細動”が発生します(>_<)

この心室細動に電気ショックを与えて、再び心臓の動きを正常に戻すのがAEDの役目ですが、この救命器機のおかげで、多くの命が救われるようになったと言われています(^^)

僕が救急医療に従事していた今から15年以上前、このAEDはさほど普及しておらず、AEDを用いた救命治療を行う機会はほとんどありませんでした(^_^;

AEDの電圧はとても強く、助けるべき人に電気ショックを与える時、介助者が助けるべき人に接触していたら、その介助者が感電して心臓が止まってしまうほどです(・o・)

そういった注意事項を知りながら、安全にAED研修をしたり呼吸管理のための気管内挿管をダミー人形に行っていると、次第に日が暮れてゆきました。

最も疲弊させられたのが胸骨圧迫(心臓マッサージ)で、1分間に100回ほどかなりの力で押し続けねばなりません(>_<)

僕は”どうせ人形なんだから、そんなに一生懸命やらなくてもいいだろう~。。”と力を抜いていると、講師や一緒に研修中の若い看護師さんたちから”本当の人間だと思って、しっかり押して下さい!”と叱咤されたのです(×_×)

その瞬間僕は、実習をさぼっていつも先生たちから怒られていた医学生時代にフラッシュ・バックしたのと同時に、”何で今さらまた怒られなきゃいけないの??しかも自分の娘のような年齢の看護師さんたちに~(>_<)。。”と自分が情けなくなりました(v_v)

そんな思いがけず辛い思いをしながら、かなり詰め込んだスケジュールの実地研修を終える頃、外はすでに真っ暗で、僕はへとへとになりながらホテルへ退散しました(>_<)

明日の午前中は筆記試験、そして午後は実地試験。。まあなんとかなるだろうと思いながら、午後10時前にベッドに横になった途端、僕は深い眠りに落ちました(^_^;)

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