救命医療研修-1

先日末土日の二日間、僕は救命医療研修とその資格取得のため関西まで出かけました(^^)

救命医療は研修医時代に行いましたが、その後外科医となってからはすっかり遠ざかっていましたが、ここでもう一度初心に戻るつもりで研修を行うことにしたのです。

多忙な金曜日午後の治療を終えた後、その足で東京駅から新幹線に乗り込んで関西まで出向きました(^_^;

研修は午前8時頃から午後7時過ぎまでの、かなり詰め込んだスケジュールでしたが、なにしろ昔真剣に取り組んでいた救命医療なので、2日目に行われる筆記･実技試験もなんとかなるだろう高を括っていました。

時間ぎりぎり、遅刻寸前で会場に乗り込むと、20名以上の受講生がすでに待ち構えていましたが、驚いたことに僕以外ほとんどの受講生が女性、しかも若い方ばかりで、”僕は何かの間違いか？”と思ったほどです(・o・)

開会の挨拶が終わったところで、僕はすぐにこの研修プログラムのスタッフに”あの～、、何故若い女性ばかりなのですか？医師は参加していないのですか？”と尋ねると、”勿論医師しますが、今回は新卒の看護師さんたちの参加者がほとんどです”とのこと(>_<)

”そうなんですか？!僕はすっかり医師のための研修会と思っていたのですが。。”とさらに続けると、
”医師たちの救命医療研修は、研修医カリキュラムで行いますから、どちらかというとこの研修会は、パラメディカル（医師以外の医療従事者）の参加者が多いのです”と(・O・;

そこで僕は親と子ほど年齢の離れた若い看護師さんたちと二日間、びっちりと研修することになったのです(>_<)(>_<)

もし看護師さん中心の研修会と事前に知っていたら、きっと僕は参加しなかったと思うのですが、何しろ関西に出かけるまで、ここ最近休む間もなく診療に追われていて、そんなことは全く関知しなかったのです(>_<)

一日目の研修の始まりはまず講義、さすがに講師は医師だったのでホッとしましたが、講師は僕と同じくらいの年齢で、内心”あー僕もすでに、学ぶ側より教える側にいるべき立場なんだろうなぁ”と感じました(v_v)

周りを見渡すと、やるき満々の若い看護師さんたちが真剣な眼差しで講義を聴いています。

研修スタッフに聞くと、どうやらこの看護師さんたちは、病院から課せられた卒後研修単位取得のため参加していて、何が何でもこの資格を取得せねばならないのが、彼女たちが真剣な理由のようです(^_^;)

講義では明日午後の試験問題について時折解説するので、僕もそれなりに真剣に聴講しました。

そして僕が学んだ頃の救急医療と今のそれは、随分概念が変わったことに気づき、講義開始からすぐに今回の参加は価値があると確信しました(^_^)

午前中の講義を終え昼休みの後、午後からは若い看護師さんたちと一緒の実習が始まります。。

初めて会う人達といきなり何かするのはとても苦手な僕は、”午後は一体どうなるんだろう？？”と一抹の不安を抱えながら、一人で昼食をとりました(^_^;)