東大VS京大

昨日夜遅くに後片付けをしながら、何気なくポータブルテレビをつけました。

ポータブルテレビは小さく持ち運び可能で、他の事をしながら観れるので大変便利です(^^)

平均寿命の半分を折り返した僕にとって、テレビ鑑賞だけに時間を割くほど十分な時間は残されていない気がして、何かやりながらでないと落ち着いて観ていられないのです。。(>_<)


するとクイズ王者決勝戦という番組が放映されていて、思わず見入ってしまいました(^_^;)

というのも3万人以上の挑戦者から勝ち上がった二人は、それぞれ東大医学部と京大医学部の学生だったからです。

二人とも大変難解な問題にもすらすら答え、まるで”人間コンピュータ”のようで驚きでした(O_O)

ちなみに彼らに与えられた質問に僕は一問も答えることが出来ませんでした(v_v)

それにしてもこういった頭脳明晰な学生が医学部進学するのは我が国では今も一般的なようです(^_^;)

というのも欧米諸国で卓越した頭脳を有する学生は必ずしも医学部に進学するのではなく、”Rocket Scientist(ロケット研究者）”と呼ばれる宇宙工学分野に進学することが多いからです。

僕がクイズに一問も答えられなかった言い訳のようにも聞こえますが、臨床医に必要なのは職人のようなしっかりとした技術とコミュニケーション能力で、テレビのクイズ王たちのような極めて優れた頭脳が絶対的に必要という訳ではありません。

僕の高校時代の友人の一人は、成績が良いという理由だけで医学部進学しましたが、卒後臨床医の仕事が性に合わず、結局テレビ局に技術者として再就職しました(^_^;

また大学院時代の頭脳明晰な医師先輩たちは、その能力を存分に生かせる基礎研究の道へ羽ばたいてゆきました。

大学院で研究生活にもがき苦しみ、やっとの思いで博士号を取得した僕に、”君は研究者よりも臨床医が向いているよ”と告げた大学院担当教授の言葉は正しかったのだと今さらながら想い出しました(^_^;)