ちなみに外科医は手術への集中力を維持するための体調管理は、プロスポーツ選手と同様、非常に重要な要素です。

しかし前回記述した如く、我が国では飲酒が予想外に肯定されているため、平日でも平気で飲酒する医師たちも少なくありません(^_^;)(僕は極力、飲むとしても週末のみにするように心がけています。)

ところが米国では外科医たちはほとんど平日は飲酒しないし、飲酒習慣を生活から切り離して、全く飲まない医師も少なくありません。

それは米国での外科医の生活が過酷で、朝6時頃から仕事が開始することが多いこと。さらに、彼らの若年時代はさらに過酷で、最低6年間の外科研修期間をほとんど休み無く働きます。

したがって、飲酒習慣が身につかないまま外科医に成長することが、彼らが飲酒をしない主な理由と思われます。

(今週末、僕のクリニックで鼻骨形成手術について教えを請う米国人美容外科医、DR. Michael A. Pasqualeもほとんど飲酒習慣はありません。)

もちろん僕はここで、完全禁酒すると言った禁欲的生活が人間としてふさわしいと言っているわけではありません(^_^;)

何故なら飲酒はたしなむ程度であれば、血流改善やストレス発散効果など、むしろ全く飲酒しないより健康的であることが科学的に証明されているからです。

ただ我が国では、あまりに飲酒が肯定されていて、お酒に飲まれている人が予想外に多いことが問題なのです。

何故ならお酒が肯定された社会では、お酒は周囲から勧められて、いつの間にか飲み過ぎていることが多いからです。(いわゆる”一気飲み”などは、お酒肯定主義の最たる悪しき習慣です(メ-_-))

かつての自分もそういう時期がありましたが、お酒に飲まれて体を壊したり、社会生活に支障を来している方々が多いことを危惧しているのです(>_<)

外科医として、マラソンで言えば折り返し地点にさしかかったこの時期ですが、僕はその後半半分は米国流外科医スタイルで行くつもりです!