朝食後、廊下の神椅子に横になって永濱利廣「新型インフレ」を読んでいたら眠ってしまった。
音楽は南沙織がかかっていて、夏の涼しい朝としては如何にも爽やかで、気分良くなってしまった。
南沙織は初めて夢中になった歌手でファンクラブに入り、近所にやってくると観に行った。
「ひとかけらの純情」が特に好きで、有馬三恵子の恋に関する観察が鋭くて、サビの「あの恋の初めの日をだれかここへ連れてきて来て欲しいの」は名文句だなあと長い間感心している。
誰にとっても幾つになっても恋は最初が一番良くて、近頃は3年で脳内の快感物質のドーパミン分泌が少なくなってしまうからと、科学的に恋は最初がいいって分析されるが、何度か恋をして時間が経って、ときめきが無くなるたびにこのフレーズがリフレインした。
長じてワインの仕事をするようになり、度々沖縄のワインショップへ通ったが、オーナーが僕と同年代で南沙織のファンで、内間明美と云っただけで親しくなって20年間ぐらい行き来した。
10年ほど前に仕事を止めてから行き来が無くなってしまったが、流石に終わりの方になると、沖縄にも新しい世代のワイン業者が出て来て、時代遅れのレッテルを張られたような感じだった。
まあ、ワインの輸入業者も僕の頃は英語だけで対応していたが、徐々にフランスワインにはフランス語、イタリアワインにはイタリア語とそれぞれの国の言葉を操る担当者が出て来て、細部の情報を知っていることが重要になった。でも、同時に総合的にワインて何よって深い理解を持ったジェネラリストが居なくなり、狭い世界になって仕舞った。
10年ほど前から毎週Jazzのライブを聴いて好きになり、日本の歌姫の好みの子を探していたら、姿形はともかくソウルフルな歌唱で痺れる沖縄の安富祖貴子を知り、沖縄のライブハウスへ行こうと思ったが、コロナが重なり結局行くことが出来なくなってしまった。
若し行けていたら30年前からの友人であるワインショップのオーナーである彼に会えたんだけどね。
10時前に自転車でJA湘南へ出かけたが、最近はやけに多くの客が開店後にやって来る。
枝豆、黄色いトマト、ミニトマト、茄子、胡瓜、獅子唐、ピーマン、南瓜、玉葱を買ったら2,200円になり驚いた。
野菜も高くなったもんだ。
帰って来てからトマトジュース+豆乳を飲み、再び廊下の神椅子に横になり永瀬利廣を読むつもりが、その前にスマホを手にしたのがいけなかった。
今野忍の番組に永瀬利廣がゲストで出ていて、今回の日米共同為替介入やサナエノミクスなどについて一時間近く話していたので聴いてしまった。
永瀬利廣は従兄弟に似ていて最初から馴染みがあるように感じたが、やけに大人しくしゃべる人で、会田卓司とは全く違った感じだがいいんだよね。
元朝日新聞記者の今野忍も朝日っぽくなくて、独立した時はどうなるかと本人心配だったらしいが、姿も声も内容もいいので売れてるみたいだ。
山本期日前とのコンビがやけに面白くて視聴を始めたが、ファンになったね。
ちなみに他に好きな人は、情報が正確で誠実な報道をするがユーモアもある須田慎一郎、熱血漢の門田隆将、ハンサムでスマートな解説のやなせ裕文、若いのに昭和の臭いを感じる岩田温などだ。
結局、昼の時間になって仕舞い、読書は捗らず、食後は初めての「オーメン」を観ることになるだろう。
怖い映画らしいので、何度か見る機会があったが勇気が無くて観られなかった。
今回はネタバレのストーリーを読んで心の準備が出来たので観ようと思っている。