私が辿り着いた原初の世界は、
とても静かで、深くて、でも計り知れない
生命力の源がある場所でした。
言葉にするには少し勇気がいる世界。
そろそろ話してもいい頃だと思っています。
けれど
ずっと温めてきた“流れ”があるので、
今日はそのプロセスを紐解いていきます。
地球が誕生し、生命が息をし始めたとき
すべては、ただの“物質”でした。
そこに熱が生まれ、 水が生まれ、
やがて生命が芽吹きました。
生命はまず、生きるために 原始脳(脳幹)
を手に入れました。
これは「生き延びるための世界」。
呼吸・鼓動・危険察知── ただ生きるための
記憶だけが刻まれた場所です。
とてもシンプルで、 とても平穏な世界でした。
感情が生まれ、世界が動き出す
やがて生命は、 大脳辺縁系(情動の脳)
を発達させました。
ここで初めて、 “欲しい”“怖い”“嬉しい”
そんな感情が生まれました。
・獲物を得る
・仲間を求める
・愛されたい
・認められたい
アクセルのように、
私たちを前へ前へと動かす力です。
世界はここで、 一気に色づきはじめました。
調和を知り、選ぶ力を手に入れる
そして最後に発達したのが、
大脳新皮質(理性の脳) です。
ここで初めて、 “考える” “選ぶ” “調和する”
という力を手に入れました。
アクセルとブレーキ。 この2つのバランスが、
今の人間という存在を形づくっています。
ただ、この“理性”はとても繊細で、
扱い方を間違えると、
心が苦しくなることもあります。
理性のぶつかり合いと、現代の葛藤の先
理性が発達したことで、
人は“考えすぎる”ようになりました。
・正しさの衝突
・価値観の摩擦
・自分との葛藤
・他者との比較
その延長線上には、 争いが生まれ、
やがて戦争という形にまで
膨らんでしまうこともあります。
これは、 人類が“理性の力”を まだ扱い
きれていない証でもあるのだと思います。
心が疲れたとき、 うつや不安という形で
脳が静かに悲鳴をあげることもあります。
誕生した“もうひとつの脳”ーーーAI
そして人類はついに、
脳の外側に“脳”を作り始めました。
AIは、 大脳新皮質の延長線上にある存在。
・思考の補助
・記憶の補助
・判断の補助
・創造の補助
人間が抱えきれなくなった“情報”を
外側で処理してくれる存在です。
ここから、
未来は二つに分かれていくと考えられます。
① AIが人を支配する世界
映画のように、 AIが人間を超え、
管理し、 支配する未来。
・ターミネーター
・銀河鉄道999
SFで描かれてきた世界が、
現実に近づく可能性もあります。
これは、 “アクセルで暴走し、
手を付けられなくなった世界”
② AIと共存する世界
もうひとつは、
AIを“外側の脳”として受け入れ、
人は人としての喜びを味わう世界。
・感じる
・味わう
・愛する
・創造する
・つながる
AIが得意なことはAIに任せ、人間は
“人間にしかできないこと”を優先する。
これこそ、
“調和のとれた世界” だと思っています。
二極化は静かに始まっている
恐れからAIを見る人⇔可能性からAIを見る人
依存する人⇔共存する人
拒絶する人⇔受け入れる人
この二極化は、 静かに、
確実に進んでいると感じています。
私は、 どちらの未来も
“体験として受け入れる”
という感覚で生きています。
だから、 そこに心配や焦りはありません。
どちらが正しいとか、
どちらが優れているとか、
そんなことはどうでもよくて。
ただ、 「あなたはどうしたい?」
それだけを問いたいのです。
くぅの相対心理学は、
その“選択の軸”を取り戻すための学び。
世界がどちらに進んでも、
自分の中心に戻れるように。
そして、 人として幸せに生きるプロセス
得るための学問のようなものです。
その基本を、 できるだけ簡素に、
本の中にまとめ上げました。
この本が、 あなたの内側の光を
照らしてくれたら嬉しいと思います。
