私はいつぞや、このブログに【「鵺の碑」はいつ出る?】という記事を書いた覚えがある。

今、確認したら、2021年9月16日だった。2年以上も前だったのか。

その記事で私は、もう16年も待っているとかなんとか、恨み節を書き連ねていたのだが…。

 

あれから更に2年。ついに出たのだ。

 

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待ってました~~~~~~!

というわけで、さっそく買ってしまった。この厚さだから高かった。でもやっぱり買うよね。

 

すぐ読んだ……、と思うでしょう?私だってそのつもりだったのだが。

実は、まだ読んでないのである。自分でも信じられない。

 

私はこの、百鬼夜行シリーズのファンである。

もちろん外伝も含めて全作品読んだし、再読も何度もした。

ところが…。

前作(といっても18年前、ってことになるのかな?)の「邪魅の雫」という作品だけ、驚くほど中身を覚えてないことに気がついたのである。

ようし、20年近くも待ったんだから、ここはひとつ、もう一声我慢して、先に「邪魅の雫」を再読してやろう、と私は思ったのだった。

しかし18年は長い(くどいな)。その間、大掛かりな引っ越しをした私は、手元にあった「邪魅の雫」を手放してしまっていた。

で、図書館に借りに行ったんだけど、これが見事に貸し出し中。4冊あって4冊とも貸し出し中だった。みんな、考えることは同じのようだ(笑)。

B〇〇K〇FFだとかその辺も巡ってみたが見つからない。驚くべきことに、何軒かでは、すでに「鵺の碑」を売っていた。なんてこった。

 

まあこうして、いまだに「邪魅」すら再読できていなくて、しょうがないから、シリーズ最初の「姑獲鳥の夏」を読んでみたりしているというわけなのだ。まさかこのまま、順番に全作を読んでから、なんてことにはなるまい…、と思いたい。この長いのを全部読んでたら、「鵺」にたどり着く前に死ぬかもしれない(笑)。

 

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でっかいこの本は、毎夜、本棚から私を誘う。

本当は、早く読みたいのになあ…。