私の本名に、「紫」という字が入っていると前に書いたが、実は、夫と息子の名前にも、色の名を表す漢字が入っている。
中には、部首だけ、という者もいるが、この三人とも、名前に入っている色は、青系である。
青、という色は私は昔から好きだった。
山も海も空も青い。
広大な自然を表す色、それが、私にとっての「青」のイメージだった。
だからねー。
本当なら、もっと前から知っててよかったことなのに、つい数年前くらいかな、
「日本では、いかがわしいとかエロスとかを「ピンク」で表します。
でも、これは、国によって違います。
ほら、「ブルーフィルム」という言葉があるでしょ?」
というのを聞いたときに、心底驚いたものだ。ブルーフィルムという言葉は知っていたにも関わらず、である。
私の中の「青」という色のイメージと、あまりにもかけ離れていたからである。
しかも、よく知らない国でもなんでもない、最も親しいといえる国での「ブルー」が、そういう意味を孕んでいたなんて。少なからず、ショックを受けてしまったものだ。世の中知らないことだらけである。
世界には、
えっ、日本ではピンクがそういう色なの?
ってびっくりする国もきっとたくさんあるんだろうなあ。
色のイメージは、国だけでなく、人によっても違うものなんだろうか。
まー、日本ではピンクが…、なんていっても、ピンクの花は美しいんだしね。あまり考えすぎない方がいいか。あなたは何色がお好き?