今日は、夏至だった。昼の時間が一番長い日。

たしかに、今日帰宅したのは19:00頃だったけど、まだまだ明るかった。

 

私はこの「日が長い」ってのが本当に好き。

 

夕方、というのが何時のことを指すのか定かではないけれど…、仕事を終えて帰宅する時間、夕ご飯の支度を始める時間、そんなところだろうか。

その頃にはすでに暗い、という季節もある。なんだか、それが、気持ちまですごく暗くなっちゃうのである。まだそんなに遅い時間でもないのに、夕闇の中をとぼとぼと帰途につく。

 

もしかしたら、これは、自分の、子供のころの気持ちを思い出しているのではないだろうか。

「暗くなるまで遊んでないで、早く帰ってきなさい!」

「もうすぐ夜だよ、おうちに帰らないと」

ああ、暗くなっちゃった。もう楽しい時間は終わりなのだ。こんな、ちょっとした強迫観念じみたものを、ほの暗くなる夕方になると私は感じてしまうのかもしれない。夕暮れ…、なんとも寂しい言葉である。

 

しかし、今となっては、何時に暗くなろうが自分の行動になんの支障もないわけで、この理不尽な思いはなんなんだろ、と、自分でもちょっと不思議だ。

むしろ、早く暗くなってくれたほうが、「明るいうちから飲む」なんていう罪悪感は薄れそうだし、そもそも外が明るかろうが暗かろうが関係ない、という境地に、なぜ今までたどりつけなかったのだろう…、と、だんだん思うようになってきた。そうだよなあ、むしろ「明るいうちにすることが恥ずかしい」ようなことのほうが私は好きなはずなのに…。←変なことではないよ(笑)。

 

でも、それでもやっぱり、日が長いほうが私は好きだ。

明日から、だんだん夜が長くなっていく。まだ梅雨も明けないというこの時季に「夏至」があることが、私は昔から嫌だった。さあこれから夏だ、夏休みだ、というのに、日の長さのピークが今日というのが、それこそ理不尽な気がするのだ。

 

明日は梅雨の中休みが続くのだろうか。雨に戻るのだろうか。

こんな私としては、やっぱり昼間は「明るい」のがいいな。慈雨、という通り、雨だってありがたいのは分かっているが、願わくば、寝ている間にお恵み下さらんことを。昼と夜、晴と雨。あなたはどちらがお好きですか?