先日、せっかちなので歩くのが速い、なんて書いたけど、歩くのだけではない。食べるのも着替えるのも速い。飴の類を最後まで舐めたこともない。

なのに、どういうわけか、しなければならないことに限って、先延ばしにしてしまう。

 

今日も、ある手続きの書類が郵送されてきてたのを、2週間以上放置した挙句に、やっと開封した。そしたらなんと、期限は4月いっぱい、と書いてある。今日は27日。平日は今日と明日しかない!ギリギリじゃないか。慌てて、早足で(笑)しかるべき機関へ急ぐのであった。

 

実は、こんなことはしょっちゅうある。なんていうか、スタートは割りといい方だと思うんだが、詰めのところで大変にだらしないのだ。

夏休みの宿題に始まって、試験勉強、課題提出、各種手続、仕事の期限に至るまで、幾度も冷や汗をかいてきた。痛い目にあったこともあるくせに、どうして治らないんだろう。

この欠点は完全に息子に遺伝した。自分のことだけでもイライラするってのに、それが二人分になった。親というのは大変で、時には自分のことを棚に上げて我が子を叱らねばならない。

「あとで、ってのはもうやめよう。気がついたらその時にすぐやろう」

半分は息子に、半分は自分に言い聞かせながら、提出期限をとっくに過ぎたプリントを眺める日々であった。

 

しっかし、その息子が成人してもこのザマだ。

そんな私は、幼いころからずっと、

「ああもう間に合わない!」

という夢を見続けている。あまりに度々見るので、途中で夢だと気がつくことも多い。夢の中でほっぺを抓ってみたことがありますか?私は何度もある。本当に、痛くないんだよ。で、ほっとして、焦るのをやめて、目が覚める。夢の中でまで焦っているのである。多分、もうこれは一生治らないんだろうな。

 

 

ところで、せっかちなので連休まで待てず、ネモフィラってやつを見てきたが、なんと今年は開花が早まったとかで、運よくちょうど見ごろであった。こういう、どうでもいいことだけは、やるのが早いのだ。

せっかちなくせに、面倒なことは後回し。こんな自分に手を焼いているわけだが、まあ、今回はケガの功名だな。

ネモフィラは本当に綺麗でした。いいのかこれで。