読んだ瞬間、自分の婚活の見え方が変わる。

 

ちょっと不思議なデータを見つけました。

 

今、20代で結婚した人に、

「結婚相手とどこで出会いましたか?」

と聞くと、最も多いのはマッチングアプリです。

 

2026年に発表された調査では、

20代既婚男女2,352人のうち、27.2%がマッチングアプリで現在の配偶者と出会っていました。

 

職場の25.9%を上回って、1位です。


東京都の20代女性に限ると、45.6%でした。

 

もう、

「アプリで出会って結婚しました」

は、特別な話ではありません。

 

ところが・・・

 

その一方で、興味深い調査が発表されました。

全国の18〜24歳のZ世代256人に、

「恋愛相手とは、どんな形で出会うのが一番いい?」

と尋ねたところ、

61%が、

学校、職場、サークルなどの“日常的なコミュニティ”

と答えました。

 

友人・知人からの紹介が19%。
SNSが12%。

 

そして、

マッチングアプリは、わずか2%。

 

さらに84%は「恋愛したい」と答えています。

 

おはようございます。
結婚相談所キュートピアの忽那里美です。

 

今日のお話は、

「出会える方法と、好きになれる方法は同じではない」

です。

 

 

 

 

 使われているのに、憧れられていない

 

この二つの調査は、対象年齢も質問も違います。

ですから、

「若者はアプリが嫌いになった」

と単純に結論づけることはできません。

 

でも私は、この二つを並べたときに、とても興味深いものを感じました。

 

実際にはアプリからたくさんの結婚が生まれている。

なのに、

理想の恋愛の始まり方としては、選ばれていない。

 

なぜでしょう?

 

私は、アプリそのものが嫌なのではないと思うんです。

もしかすると、

 

「人を好きになる前から、恋愛相手として選ばなければならない」

 

この仕組みに、少し疲れているのではないでしょうか。

 

 

 アプリでは、最初から「候補者」になる

 

マッチングアプリを開くと、

写真があって、

年齢があって、

身長があって、

仕事があって、

趣味があって、

自己紹介があります。

 

そして私たちは、

会ったこともない人を見ながら、

「あり」

「なし」

を判断します。

 

婚活も同じです。

 

プロフィールを見て、

年収は?

学歴は?

住んでいる場所は?

子どもは欲しい?

 

そして、お見合いをする。

 

つまり出会った瞬間から、

目の前の人は、

 

「この人と結婚できるかもしれない人」

 

として登場します。

 

これは効率的です。

でも、人を好きになるということは、

本来、そんなに効率的なことなのでしょうか。

 

結婚相談所を経営していながらも、

私はいつもここに向き合うことになります。

 

 

 自然な出会いには、「余白」がある

 

例えば、職場で知り合った人。

 

最初は何とも思っていなかった。

でも、

仕事で困ったときに助けてもらった。

みんなが嫌がることを黙ってやっているのを見た。

話してみたら意外に面白かった。

 

少しずつ、

「あ、この人ってこんな人なんだ」

が増えていく。

 

そこには、

最初から好きになる必要がありません。

 

すぐに結論を出す必要もありません。

 

この「余白」が、自然な出会いにはあります。

 

海外の研究でも、

恋愛関係になった人たちのかなりの割合が、

最初は友人関係から始まっていたことが報告されています。

 

大学生を中心とした調査では、

「友人から恋愛関係になる」ことを理想的な始まり方として選ぶ人も多くいました。

 

人は必ずしも、

「好きになれそうな人を探して、好きになる」

わけではないんですよね。

 

むしろ、

知っていくうちに、好きになる。

 

こちらの方が、人間の感情として自然なこともある。

 

 

 だから婚活では、少し厄介なことが起こる

 

お見合いのあと、

 

「悪い人ではないんですけど……」

「特に嫌なところはなかったんですが……」

「また会いたいほどではなくて……」

 

こういうお返事は、とても多いです。

 

もちろん、本当に合わないこともあります。

 

でも、

一度会っただけで、

「好きになれそうか」

まで判定しようとしていないでしょうか。

 

学校や職場なら、

まだ何とも思っていない人とも、来週また会います。

その次の週も会う。

 

でも婚活では、

一回会っただけで、

次へ進めるか、終了するか。

 

選択を求められます。

 

ここには、自然な出会いにはない難しさがあります。

 

 

 婚活で必要なのは、「自然な出会い」を待つことではない

 

だからといって、

「やっぱり自然な出会いを待ちましょう」

という話ではありません。

 

それを待っていたら、何年経つかわからない。

 

私はむしろ逆だと思っています。

 

婚活で必要なのは、

 

条件から始まった出会いを、

途中からちゃんと“人と人との関係”に戻すこと。

 

プロフィールを見て出会った。

そこまではいい。

 

でも会ったあとまで、

年収、学歴、身長、会話力、エスコート力……

ずっと採点を続けていたら、

いつまでたっても、

相手は「候補者」のままです。

 

そうではなく、

 

この人は何に笑うんだろう。

どんなときに嬉しいんだろう。

何を大切にして生きてきたんだろう。

私はこの人といると、どんな自分になるんだろう。

 

そんなふうに、

条件ではなく、人そのものを知っていく時間に変えていく。

 

ここから、ようやく関係が始まるのだと思います。

 

 

 すぐに選び切らない力

 

マッチングアプリも、結婚相談所も、

出会わせることはできます。

 

でも、

人を好きにさせることまではできません。

 

そこにはやっぱり、

時間や会話や、

「そんな一面があったんだ」

という小さな発見が必要です。

 

だから私は、

これからの婚活で大切なのは、

もっと効率よく選ぶことではなく、

 

出会った人を、すぐに選び切らない力なのかもしれない。

 

と思っています。

 

あなたは今、

目の前の人を、

「結婚相手としてどうか」で見ていますか?

 

それとも、

「この人は、どんな人なんだろう」と見ていますか?

 

この二つ。

似ているようで、実はずいぶん違います。


参考

・エニトグループ「20代の結婚のきっかけ1位は『マッチングアプリ』」(2026年6月発表)
・Z-SOZOKEN「Z世代の恋愛についての意識調査」(2026年8月22日発表/調査実施2025年8〜9月)
 

ベルベルベルベルベル

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