見た目アップアドバイザー、なるみです。
過去ブログ読んでみてください

前回の続きです。
酔って少し強引になった彼に
エレベーターに載せられ
わたしは彼の部屋に一緒に入った。
そこからのことは
正直あまり憶えていない。
ただ強烈に残っているのは
彼が後ろから抱きしめてきたことだ。
彼は
生活音が大きい人が苦手らしく
わたしに対しても、
とても優しく触れてくれるのだけど
この時のバックハグだけは、
動作は静かでも、とても力強かった。
文字通り、ぎゅーっと抱きしめてきて
背中越しに心臓の音と、
息づかいが伝わってきた。
抑えていた気持ちを
やっと開放したような
そんなハグだった。
わたしはなんだか照れくさくて
茶化すようなことを言った気がする。
*ちなみに、彼とわたしの関係性は
確実に彼のほうが女子で乙女。
わたしは思いのほか冷静で
そんな彼をからかったりしている。
そしてその夜わたしは
彼と一夜を共にした。
続く。
見た目アップアドバイザー、なるみです。
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前回の続きです。
ホッとしたのか、お酒の勢いか
彼は時間が経つごとに
饒舌になっていった。
そして食事が終わり
土地勘がない彼を、
宿泊予定のホテルまで
送り届けることに。
この日、
最初からわたしは
自宅に帰るつもりでいたので
彼をホテルまで送り届けて
さよならする予定だった。
ちなみにこの日は
朝から雨の予報で
わたしは彼に
大きな傘を持っていくから
相合傘しよう、と提案していた。
日中ずっと、相合傘で移動し
ホテルまでの道中もずっと雨で
ここでもまたそのようになった。
彼は思いのほか酔っていて
ずっと途切れず口を動かしていた、
それはもう、うるさいぐらいに笑
そして若干
理性が機能しなくなったのか
日中と比べると大胆だった。
「帰る」というわたしに
「いやだ、帰さない」と
ハッキリ言い、固く腕を握り
離してくれなかった。
酔った人に対して、正論をぶつけても
あまり効果がないので
わたしは観念したふりをし、
一緒にエントランスに入った。
そして、トイレに行く、と告げ
エントランス奥のトイレに行こうとしたら
彼にエレベーターに強引に乗せられた。
続く。