十三夜から満月にかけての森は
樹葉が月光に輝きキラキラとして
白い月の肌の世界が広がる。
そんな夜に広葉樹の森をさまようと
満月の夜にだけ、特別なにおいが
漂うことを知っているだろうか。
何とも甘く芳純な緑の森の香りがする
深く息を吸い込むと
肺の隅まで新鮮な満月の香りが
ゆき渡るようだ。
血が満月に反応し「ウォー」と声がわく。
不思議な解放感と心地よさを感じる。
満月の夜だけに木々が騒ぎ
多分、葉や樹皮から
木の体臭を醸し始めるようだ。
それは毎晩のように20時から21時頃
緑濃い森を さまよって
初めてその特別なにおいに気づくのだ。
その道をそのまま登り
瀬の本高原辺りまで行くと
草原が紫の冷たい空気の中に
し〜んと 静まり月光が
すべての音を吸い込みつつ
天上を渡ってゆく。
その草原の中心で
時々ライトを消し
誰も来ない真っすぐの一本道に
伏せると
地球の生きているぬくもりを
感じることがある。
しばらく時の流れが止まり
無音の世界があることに気づく。
胸の中心に 紫色のエネルギーが
たまるのを感じ始める。
そんな時
「人を許して 生きてゆこう」
という思いがわいてくる。
師匠・北川八郎先生の「光る足」より
樋口一葉の「十三夜」には
自分さえ我慢すれば
周囲が幸せになるのだから
どんな不条理も甘受すべきだ
という考え方がある。
とりわけ
一昔前の人たちには
そういう習慣が根付いていた。
こんばんわ。じゅん先生です。
満月になぞって
僕も クリスプチョコ を食べます😆



