「母のお見舞い」

病室は静まり返っていた。母も目を閉じて寝ている。

点滴生活の寝たきりで一日中ずっと天井しか見ていない母。

声をかけたが片目しか開かない。
時間が経つに連れ、両目が開いた。

おそらく眠らされていたのだろう。

しかし、母は、しっかりと目を開けて
僕の話を聞いてはうなづいていた。



しばらく経ち「帰るよ…」と言ったら、

うっすら涙をためてる気がした…



そして弱々しく手を振った。

なんとなく、帰りづらかった…

photo:01



まだ登別には桜が咲いている。
話すこともままならないが、
生きてる母に感謝します。