2022年9月28日
アドレスV125Sのブレーキマスターシリンダを
オーバーホール清掃しました
30108キロ
このところフロントブレーキのタッチがギシギシ カクカクして
最悪の状態になってしまいました。もうフロントブレーキを
かけるのも憚られる状態なので重い腰を上げてバラしてみます
まず最初にマスターシリンダリザーバータンク内の
ブレーキフルードをスポイトで全部抜いて空にしておきます
その後ブレーキレーバーを外し、写真の状態にしたあと
ゴムブーツを抜けやすくするためCRC556を吹いておきます
そうするとペンチで引き抜く際にゴムブーツが破れるのを防げます
オーバーホールキットで全交換する場合はゴムブーツが
破れてもキットの中にゴムブーツが入っているので556は不要です
今回はゴムブーツを再利用するので慎重にペンチでゴムブーツを
引き抜きました。するとシリンダの奥にサークリップが現れます
KTCのクローセットを持っているので長い爪に交換します
爪の長さは20mm以上あれば奥のサークリップを外せます
マスターシリンダ内のピストンが飛び出てきます
飛び出したピストンと共にヘドロ状の液体が垂れてきました
これではブレーキのタッチがカクカク ギシギシして当然です
その後マスターシリンダ内をパーツクリーナーで洗浄しティッシュで
シリンダ内部をふき取りキレイにしたらピストンをパーツクリーナーで
洗浄しピストンのゴム部分にシリコングリスを塗りピストンを
マスターシリンダ内に納めます。次にピストンを奥に押し込みながら
サークリッププライヤーにセットしたサークリップを切り欠き部分まで
押し込みます。その後サークリップをマイナスドライバーで押し
込みクリップが切り欠きにハマり"カチッ"と音がするのを確認します
サークリップが確実にはまったのを確認したらゴムブーツを
パーツクリーナーで洗浄ふき取りをしシリコングリスを塗り
マスターシリンダ内に納めます。ゴムブーツが、しっかり
入らないとフルード漏れを起こしたりエア抜きが出来なかったり
するのでゴムブーツがシリンダ内を密閉するように確実に押し込みます
マスターシリンダが組み上がったらエア抜きをします
エア抜きには100均ダイソーのスポイトが丁度いいです
エア抜きする前にスポイトを潰して中の空気を抜いてから
キャリパーのブリーダーにホースをセットするとエア抜き後
ホースをブリーダーから外してもブレーキフルードが溢れません
余談
マスタシリンダのオーバーホールキットがヤフオクで
売られてますが全て定価以上で売られているので
絶対買わない方がいいです。純正パーツを買う際は
必ずウェビックで定価を調べてから買った方がいいです
59600-03820 ピストン/カップセット 税込み2365円
59667-03A00 ダイヤフラム 税込み847円
2023年4月15日
フロントブレーキのタッチが再びキシキシ
し始めたので上記のメンテを再度しました
オーバーホールするとタッチが改善されました
2023年9月7日
フロントブレーキのタッチが再びキシキシ
し始めたので上記のメンテを再度しました
車両停止時にフロントブレーキを強く握って
一番奥の方でククッと引っ掛かりを感じたら
オーバーホールした方が良いです
38587キロ