続きです。ここからはアルミの加工に入ります。
大元の枠をアルミで製作。
これを段付き加工すると細い枠になりますがアルミを段付きに削るのはかなり大変。
その前に5mmのアルミを削るのが大変。新品のアルミ用の刃があればそれほどでもありませんが使い古した刃だと結構大変です。
このアルミ用の刃、1本1万円近い価格です。使用開始10秒で折った時はさすがに泣きそうになりました。
ひっくり返すとこんな感じ。
金属加工。大変ですが凄いことをしている感があります。
内側は大きなビットが入らないのでピンルーターで1番細いピンで段付きします。
左は段付き済み。右は段付き前です。
なんとなく分かりますでしょうか?
5mmアルミを3.5mm段付きしました。
大外をカットしました。この枠の幅は最初に設定した11mmです。
内径は約2.4mm落としています。これから外径を6.2mm落とします。11mmから内外径を出した8.6mmを引いた2.4mmがアルミ枠の太さになります。
大外はこのビットで。4mm近く落とすので少しづつ削ぐように落とします。0.5mmづつ削ぐくらいでやってみました。
1発目、わずかに削いだのがこれです。枠の太さが見えてきました。
これは内径と外径の大きさと、削ぐビットの選定で変わります。
最初の設計でいろいろ計算した結果がこの幅です。満足。
頑張って段付きを落としきったのがこちらです。
表面はガリガリなので研いで鏡面に仕上げます。
内径にはまるパネルをはめましたがはまりません。
MDFの段階では入っていたものがアルミにしたら入らない。よくあることです。
幸いにも入らないということは削ればOK。
ごくわずか削ればはまりました。素晴らしいクリアランス。
外径もOK。
結果としてこのようになりました。
もうすべてのパネルは完成。
後は中のパネルをアルミ化して、外枠はスェード用のクリアランスを作ります。
パネル同士の高さはまだ未完成。中をアルミにしたりスェードを貼ると設計通りの段差感を持った素晴らしいパネルになる、はず。
ここからさらに新技術を搭載予定。新技術だから上手くいくかわからない。頑張りましょう!











