昨日はさぼりましたがDC5のトランクワークはガンガン進んでおります。
しかもガンガン進む時は出来がいいという事実。
なかなかのトランクになりそうな予感です。
中央ブロックと左右のウーファーBOXの間にはアクリル板が入りますが、そのアクリル板のベースを作成します。
横板は5.5mmで作成していますが、アクリルは5mm。
スェードその他で0.5mmは埋まってしまうので問題ありません。
5.5mmで作成した横板をアクリル分カットします。
中央ブロックにアクリル分カットした残りの部分を接着します。
この際にもボール盤で穴を開けてあるので合わせるのは容易です。
ただ、接着には木工ボンドを薄く均一に塗り、しっかり押しつけ、ネイルガンであらゆるところを打ってしっかりと密着して固定します。
そうしないと浮いた分が隙間となって精度が悪くなってしまいます。
アクリル用のMDFを合わせるとこんな感じに。
LED分のスペースはあらかじめカットしてあります。
これで中央ブロックにLEDを取り付けることができるので配線上も楽ですね。
中央ブロックを取り付け、ウーファーBOXになる横板をあてがったのがこの状態です。
アクリル分隙間が空いているのがお分かりでしょうか。
そして横板接着に入りますが、しっかり接着しようとするとボンドがはみ出ることになるので、接着してはいけない中央ブロック側にマスキングを貼っておきます。
そして木工ボンドで接着。
すこしはみ出るのが理想です。
でもはみ出た部分は拭き取ります。後で補強のMDFを入れる際にはこのボンドが邪魔になるからです。
そしてBOXを構成する板をサイズを考えて置いてみます。
リングの大きさやBOX容量、デザインを考えてサイズを決定します。
四角の状態で置いて、この状態からラインを考えます。
このようになりました。
経験上でラインはこんな感じが格好いいとか作りやすいとかいろいろあるのですが、この辺はフィーリングが強いです・・・。
調子に載ってデザイン重視で作ったらなんとウーファーのマグネットがBOXの横に当たって作り直し、という経験があります。
なので本固定する前にかならずウーファーを納めてクリアランスを見るようにしています。
今回は問題なく入りました。
前型のパワーのウーファーはアルミヘアラインで格好いいですね。
現行の黒の渋さも捨てがたいですが・・・。
左右同じ板を複製して同じ位置に接着していますので、左右対称は比較的簡単に製作可能です。
しかし微妙なずれで左右対称は狂ってしまうのでこの辺は慎重に行います。
最近の自分の作りが左右対称でないと成立しないものが多く、今回もそんな感じです。
なぜそんなに難しい方向へ行くのか?そこにやりがいを感じると言ったら格好付けすぎですかね?
ううむ、やはりウーファーリングの位置が決定するとトランクのデザインに流れが出来始めます。
中央ブロックの時点ではオーナーさんはまだイメージわかないとおっしゃっていましたがそりゃあそうですね。
でもだいぶイメージつかめてきたでしょうか?
ウーファーを納める機能の部分はだいたい出来ました。
ここからはトランクを格好良くするための加工に入ります。
ミニモニターをご所望ですのでそのパネルを作成しますが、いかにもモニターのパネルです、というのは最近ありえなくなってきました。
ここでは横埋めとモニター枠として、そしてデザインを両立するモニターパネルを作成します。
とりあえずこのようなデザインです。
オス型を作成し、メス型を作成します。
このフリーハンドによるオスメス型作成ですが、自慢じゃありませんが日本で一番作っているんじゃないか?と思うくらいたくさん作っています。
この点に関してはもはや職人芸の域に達してきました。
ということでさらっと完成です。
適当に作っているようなデザインですが、曲率、バランス、角度や正アールと逆アールなどいろいろ加味して結構考えて作っています。
こういういくらでも自由に出来るデザインというのは逆に言うと格好良くするのは結構難しかったりします。
角を斜めビットで落としているのですが、落とす場所と落とさない場所を分けています。
どうしてこうなのかはついている場所を御覧になればお分かりになると思います。
そうです。こんな位置です。
横埋めとデザイン、そしてモニター枠として機能するパネルを作成したつもりですがいかがでしょうか?
長くなりそうなのでいったん終了します。















