ブログ更新滞り中の中島がお伝えいたします。
長期作業が多いので、一日一日はそんなに忙しくないように感じますが、これに甘えていると後で大変な目に遭います。
いつも大変な目に遭っているので、最初から大変な目に遭ったほうが全体的に楽なのでガンガン進めたいと思います。
プリウス天井です。
サイドのパネルはほぼ終わりましたので、中央部分のパネルを作成していきます。
先日作成したパネルと同じ大きさのパネルを取っておいてありましたが、これを天井に固定したステーにビス打ちして固定します。
ビスはそれほど位置はシビアではありません。
ただ、あまり低い位置だと後でパネル化などに影響するため、ある程度天井に近い位置でとめたほうがよさそうです。
ちょっとだけ貫通しているのがわかりますね。
ちょっとだけ貫通しているのがベストです。
貫通したらそれ以上長くてもビスは意味がありません。
おおっと、ここでエダ君のステップワゴンセンタースピーカーが進行中です。
最近、自分が嫉妬するような物をよく作ってくれます。
ちなみにこのステップワゴン。ダッシュ貼り替えは普通にはできません。
かなり切った貼ったをしないと出来ないダッシュでなかなか難易度は高めです。
さて、プリウスに戻りましょう。
左右の板をつなぐべく、ステーが入っていない部分に左右をつなぐ板を接着しました。
パネル部分は天井から離れた低い位置に接着されるので、この補強の板はなるべく天井に近い位置で固定します。
上下で固定したほうが強度が高いですからね。
後ろ側ですが、パネルのことも考えて平板を分割して斜めに接着できるよう、仮当てで検討中です。
この板にデザインされた穴をあけてパネル化するのですが、前後のパネルとのデザインを考えなければいけないため、なかなか難しいデザインです。
まずはフロントのスイッチパネルから作成しましょう。
シンプルながらに手の込んだデザインが今回のテーマです。
なにせ手数は多いので、デザインまで激しくするとうるさい感じになってしまうので、なめらかにつながる曲線で自然さを出すためのデザインを心掛けるつもりです。
この板は2枚重ねになるため、想定より板の位置が低くなってしまいました。
これでは自然なデザインなど望めません。
段つきビットで横のパネルの裏側部分を落とします。
手前側ですが、こんな感じで落ちました。
落ちた分は天井のステー部分を逃げるようになっています。
上の写真の時とは大違い。
これなら自然なラインになりそうです。
天井側に引っ込んだのがおわかりでしょうか?
ある程度補強の板が入ったので天井からはずします。
天井にある状態だと作業がはかどりません。
こんな板がただ貼ってあるような物体が本当に格好よくなるのでしょうか?
中央部分にパネルをはめるのですが、厳密に左右同じ位置に接着するのは実は結構難しいことです。
位置のずれやひねりが発生すると後で後の祭りというやつが起こります。
左右同じ位置で接着できるようにしましょう。
片側にパネルはこの位置でいい、という場所にマーキングを施します。
そのマーキングぴったりに来るように上側の曲線部分も覆うくらいのMDFを貼りつけ、裏側から鉛筆でラインをなぞります。
あとはルーターをかける要領でラインより少し大きめに切り、写真の位置に戻したらネイルで固定します。
それをいつもはアクリルで使っているこのビットで曲線ラインを複製します。
このパーツを取り外し、もうひとつ複製します。
もうお分かりですね。左右同じ位置に来るためには上側の曲線に合わせればかならず同じ位置に接着できるはずです。
こんな感じになりました。
この板はこの時点で接着してしまいます。
位置決めだけではなく、斜めのラインをMDFで埋めてベルトサンダーで曲線を出すのですが、その埋めるMDFの効果もあります。
左右に貼ったらこうなります。
もう表からは入りませんが、裏からはめればOKです。
こんな感じに板がはまります。
この位置決めが出来たので、今度はここに開くデザインパネルを作成します。
ちなみに物が天井のため、適当な角度付けをしたりすると実際に組んだときに全然格好良くないということが起こります。
なのでかならず下から見上げた天井を実際に見る位置取りで確認をしたほうがいいでしょう。
だいぶ作業が進んでしまいましたが、3枚パネルを作り、接着までしたのがこの状態です。
パネルの形状は次のパネルと関連するように考えて作成しています。
あとはいつも通り自然な曲線になるようにまずMDFを接着していって、それを削り、パテを盛れば曲線になります。
言うのは簡単ですがなかなかこれが難しい。
重要なのはやはりMDFを貼りつけ、それをベルトサンダーでどれだけ想像する格好いいラインに近づけるかだと思います。
ベルトサンダーでの成形がうまくいけばパテ盛り、砥ぎは簡単です。
さあ、上手くいくのでしょうか? それではまた!