久々マニアック、天井スイッチボックス製作解説 | カスタマイズファクトリーNACKSのようやく書き始めたマニアックブログ

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いかん!


最近ブログにマニアックさが足りません。


ということで今日は久々にマニアック全開でいきましょう。




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天井メガネケースにはすでにAXM-P01の表示部が埋め込まれていますが、天井にはもう一つ、スイッチボックスを作らなければなりません。



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以前枠だけは作っていました。


中断していたのですが最後の作りこみとしてここへ着手しましょう。


まず枠分天井をカットし、梁にビスで固定します。


プリウスはこの位置に梁があるので簡単ですね。




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ここが今回のポイントです。


手前側に細いMDFがたくさん貼り付けられているのがお分かりだと思いますが、枠を天井をカットして埋め込んだ場合にはそのままストレートにはまっているだけで天井は動いてしまうし、隙間キッチリとはいかないのでそのままでは使えません。


そのままパテを盛っても天井が動いてしまうのでいまいち位置がしっかり決まらないのですが、天井を軽く押して天井側に少し反らせた状態の時にMDFを天井に押し当てた状態で枠と接着します。


これを何度も繰り返すことによって写真のような状態になります。


勢い余って削ってしまった写真で、貼った後の写真があればわかりやすかったのですがね・・・。



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アップだとこんな感じ。


これだと天井が上に押されているのであんまり動きません。



またMDFが入ったおかげでパテの量は少なく、枠も反りにくいしパテ盛りも楽ですね。


写真ではやってしまっていますが、欲しいラインより低い位置までMDFを削ってある程度のラインまで持っていくのが重要です。



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そのあとパテ盛り。


MDFが入っているので比較的簡単にここまでは形が出来てしまいます。


この造形ならば2回のパテ盛りで十分でしょう。



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簡単そうに見えるのですが、MDFを入れて形をある程度作っておき、パテ盛りの技術もある程度高めないと一発でここまで形を作るのは意外と難しいものです。



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ここまで形が出来てしまえばあとは車に取り付けてパテを盛る必要はありません。


こういった場合自分はまずアウトラインを作ってしまいます。


つまりは大外の外形の形を作るということですね。



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このように外側がある程度の形に整えられました。


この時点でも微妙にゆがんでいます。


それはパテが盛りすぎなところ、足らないところで削れる量が違うからです。


なので一度アウトラインをある程度出し、それに合わせて全体を造形し、もう一度アウトラインを綺麗に整えて最終的に調整するという手順を踏みます。





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外側の形をある程度ベルトサンダーでだします。


この後パテ盛り・・・、というわけではありません。


上下のパネルの合わさっている部分、つまり真ん中ですが、ここがカクカクしています。



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アップにします。


ここですね。


このままパテ盛りしても綺麗なラインは出ません。


ベルトサンダーでなだらかなラインにします。



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こんな感じになります。


写真じゃわかりませんが結構自然なラインになってきました。





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アップにするとよくわかりますね。


自分はパネルをよくつかうのですが、パネル同士の合わせ目はこのように段がつきやすくなります。


それをパテで自然に埋めるのはいいのですがぼこぼこしがちです。


なので自分はつながるラインはベルトサンダーとペーパーでなだらかにしてしまいます。


こうすることによって出来る限りラインを自然にしたいのです。



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そしてパテ盛り。


なだらかにした部分がなにかちょっと綺麗にラインがでているのがおわかりでしょうか?


硬化後にこれを砥いでフィニッシュです。


このときアウトラインも最終的に綺麗にします。



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砥ぎ終わりました。


アウトラインが自然になっているのがおわかりでしょうか?


直線ではありません。微妙にアールがかっています。


このようなやわらかい曲線は自然に見せるには効果的ですが、意外と難しいものです。



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昔はそれほどこだわっていなかったのですが、マスキングテープを貼ってパテを盛ると天井などは元が柔らかいためにマスキングテープがちょっとだけぼこぼこするのですが、結果天井と設置するきわの面はよく見るとちょっとぼこぼこしています。


スェードを貼ってしまえばあんまりわからないのですが、厳密にはピシッとしません。


なので最近は合わせのライン部分も修正して成形するようにしています。


といっても削っただけでは隙間があきますよね。


なので最後のパテ盛りの時にこの合わせの面にもパテをある程度盛っておきます。


基本合わせの面にパテを盛るのはご法度です。下手をすると隙間があいてしまいます。


しかし盛りを綺麗に行い、砥ぐときにへこみだけを消すように砥げるのであればスェード仕上げなどはこれをやったほうが格段に綺麗になります。


砥ぐ場合、砥ぐ面積が少なければ砥がないといけない量が減るために修正も早くなります。


なので写真にありますが、端の部分を少し残すようにし、それより内側の部分をベルトサンダーである程度低くしてしまいます。


こうすると砥ぎやすいだけでなく、スェードを巻き込む際にこのへこみにスェードが入ればほんのわずかしわになってチリが合わなくなることも避けることが出来ます。



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最終的に砥ぎまで終ってこんな感じです。


綺麗にできましたね。



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チリを確認するためにいったん戻します。


非常にビシッとしました。



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どうでしょう?


合わせの面が結構綺麗になっているのではないかと思っています。



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裏側もこの通り。


文章だと簡単そうですが、結句御難しいものですね。

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後はボンドを吹いて貼るだけです。


この形状では何の難しさもありません。



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ということでスイッチボックスはこれで形が出来ました。


後は中の部品を作っていくことにしましょう。



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先日ご紹介したアルミブラストですが、どこの部品でしょう?



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それがここ。


リヤゲートはすべて黒でしたが、室内のピラーに合わせてグレージュで貼り替え。


アルミと相まっていい感じになってきましたね。





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そして先日からお預かりのティアナ。


すっごくセンス良くカスタムされています。


純正ボーズの音が気に入らないとのことでコストパフォーマンスよく音質アップと行きましょう。



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それにしてもいいんセンスしてるオーナーさんです。


格好いい車をカスタムするのは楽しいですね。



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そしてプリウスはI-Podホルダーが完成しています。


なぜかEDFCまでうまっております。


サービスです・・・。



今日は特に眠いのでこの辺で。明日も頑張りましょう。


それではまた!