ナナハンという昭和のBigバイク

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昨日ブログを公開するのを忘れていた e-爺です、予約投稿して置けばよかった。(^▽^;)

さてZ2の思い出話も7回目ですが、前回腐りやすかったマフラーという話しでした、そのマフラーには初期型と後期型で違いが有ります。



左が火の玉の最初期型で右が火の玉でも後期型です、違いは真ん中に鉄棒のピンが有るか無いかのテールエンドを見れば解ります。

でもただピンが有る無しだけでは無くて、確かサイレンサーの構造も変わっていた様な、錆びて交換したマフラーを切開して見て解りました。(゚Ω゚;)

正確には思い出せませんが、排ガスが通る穴の太さや数に違いが有った気がします。

そして、最初期のマフラーには番号の刻印も有りませんでした、今マニアの間で持て囃されている俗に言う無番マフラーです、火の玉でも後期型のマフラーには現代の物の様に、KHI○○と云う刻印が打たれて居ました。

e-爺がメカニック時代でも供給部品のマフラーは、ピンの無い物しか供給が無かったものでした。

当時の顧客の間でも音が違うとか、ケツが間が抜けて格好が悪いとか言われた気がします。

それから、エンドバッフルは6mmのネジで止まっていましたが、真ん中のパイプと溶接されていて外れなかったと思います、ただ単に錆び付いて取れなかったのかは忘れました。
(^▽^;)

集合管を買えない人が音が高ければ良いとバッフルを取ったのですが、真ん中のパイプの溶接部を削って取っていた様に記憶しています。(あっ、e-爺は一応カワサキディーラーに勤めていたのでやった事は有りませんヨ! ^_^;)


毎度 e-爺です。(  ゚ ▽ ゚ ;)

今日もまた昔話のZ2シリーズ!(笑)(゚Ω゚;)

前回は便利アイテムのチェーン給油機の話しでした、過剰供給によりスイングアームなどがベトベトに汚れたのでしたが、左側のマフラーもオイルで汚れ掃除が大変でした。

更に掃除をサボっているとオイル汚れが、熱でマフラーにこびり付き綺麗にするのが大変でしたね。

また、このマフラーなんですが、CBと同じで結構腐ったものです。



この上下のジョイント部分やもなか合わせの溶接部が、乗る距離にもよりますが2~3年で錆びで穴が開いてしまいました。



このテールエンドの黒く見える部分も穴が開き、穴が小さいうちは溶接して暫く持たせたりしました。

W1のキャブトンタイプのマフラーは、溶接の仕方が違っていたのでZ2より長持ちでした、まあWとはサイレンサーの構造が違うし騒音も遥かに低いZ2では、もなか合わせの方が当時は作りやすかったのでしょう。

でも、一本当たり当時で1万程だった記憶が有り、2回目の車検でマフラー交換するZ2が多く、車検費用がかさんでお客さんと揉めたものです。

なにしろ当時は下手にマフラー修理をしていくと、車検場の検査官が点検ハンマーの尖がった方で叩き、こんな修理では車検を通す事が出来ないと虐められたもので、交換した方が無難な時代でしたから。

そんな訳で地方の販社の部品部でも、必ず1セットはマフラーの在庫が置かれていました。

しかし、現代のバイクのマフラーは腐りませんね、構造や材質も違うのでしょうが案外ガソリンの成分による、排気ガスの問題でも有ったかも知れません。(-"-;A



どうも e-爺です、当いなかでは世間が真っ白状態で、バイクシーズン到来まで、まだまだ間が有ります。σ(^_^;)

何時もの年ならこの期間を利用して、バイクのレストアをしているのですが、今年は何かと仕事が忙しく全くレストア出来ず、多少焦り出して来ました。(w_-;

そんな訳でG7もCBもうっちゃっている状況が続いています、春になったら旧車マニア達とツーリングするはずでしたが・・・・・。(w_-;

と言う事で、またまた昔話の続きZ2の蘊蓄をば。

Z2やH2の親切アイテムとして、ドライブチェーンの給油装置が有ります。

Z2が発売された当時はまだシールチェーンが開発せれておらず、チェーンの耐久力に問題が有りました。

そこで親切設計のカワサキは、チェーンの寿命を左右する給油を、自動でする装置をZ2に標準装備していました。(H2は手動式でした)



このドライブスプロケットカバーに取り付けられたポンプで、チェーンにオイルをポタリポタリと給油するのです。



そのオイルタンクが左のサイドカバー内に有ります、当時はチェーン専用のオイルやグリースが無くて、確かメーカーも10W30のエンジンオイルを指定して居た様な?。(=◇=;)

小まめにチェーンにオイルをささないと、すぐにチェーンが伸びるので、この自動で給油する装置は、モノグサライダーには有りがたいものでした。

この給油装置はZ2Aの後期型で、シールチェーンが採用されるまで有りました、当時他メーカーには無いライダーに親切なカワサキ設計陣でしたね。(=⌒▽⌒=)

しかし、この給油機は自動化した欠点も有りました、夏場にオイルが柔らかくなると過剰給油状態になり、スイングアームやリヤタイヤがベトベトに汚れてしまいます。

そんな訳で、シールチェーンが世に出回ると、初期型のZ2もシールチェーンに変えて、この給油ポンプを取り外したものでした。( ̄_ ̄ i)

後にZ2ブームが到来したときに、中古でZ2を買って乗っている若いライダーは、この給油機が取り外されていたため、給油機が付いていた事も知らないでいました。

国産大排気量Hiパワー車が販売され、高性能チェーンが開発されるまでの、丁度過渡期の有る意味苦肉作の装置でしたね。(;´▽`A``