何時もの年ならこの期間を利用して、バイクのレストアをしているのですが、今年は何かと仕事が忙しく全くレストア出来ず、多少焦り出して来ました。(w_-;
そんな訳でG7もCBもうっちゃっている状況が続いています、春になったら旧車マニア達とツーリングするはずでしたが・・・・・。(w_-;
と言う事で、またまた昔話の続きZ2の蘊蓄をば。
Z2やH2の親切アイテムとして、ドライブチェーンの給油装置が有ります。
Z2が発売された当時はまだシールチェーンが開発せれておらず、チェーンの耐久力に問題が有りました。
そこで親切設計のカワサキは、チェーンの寿命を左右する給油を、自動でする装置をZ2に標準装備していました。(H2は手動式でした)
このドライブスプロケットカバーに取り付けられたポンプで、チェーンにオイルをポタリポタリと給油するのです。
そのオイルタンクが左のサイドカバー内に有ります、当時はチェーン専用のオイルやグリースが無くて、確かメーカーも10W30のエンジンオイルを指定して居た様な?。(=◇=;)
小まめにチェーンにオイルをささないと、すぐにチェーンが伸びるので、この自動で給油する装置は、モノグサライダーには有りがたいものでした。
この給油装置はZ2Aの後期型で、シールチェーンが採用されるまで有りました、当時他メーカーには無いライダーに親切なカワサキ設計陣でしたね。(=⌒▽⌒=)
しかし、この給油機は自動化した欠点も有りました、夏場にオイルが柔らかくなると過剰給油状態になり、スイングアームやリヤタイヤがベトベトに汚れてしまいます。
そんな訳で、シールチェーンが世に出回ると、初期型のZ2もシールチェーンに変えて、この給油ポンプを取り外したものでした。( ̄_ ̄ i)
後にZ2ブームが到来したときに、中古でZ2を買って乗っている若いライダーは、この給油機が取り外されていたため、給油機が付いていた事も知らないでいました。
国産大排気量Hiパワー車が販売され、高性能チェーンが開発されるまでの、丁度過渡期の有る意味苦肉作の装置でしたね。(;´▽`A``