今日は、第9ハウスです。
第9ハウスについて本では、探求と冒険、長期的な動きを表す、探求をあらわすハウス、探求のハウス、成長してからの学習、知性、抽象化された思考力、宗教の部屋…などと表現されています。
【第9ハウスのキーワード】
探求心、旅行、外国、高度な専門知識、情報発信、外交問題、哲学、精神性、出版、親類縁者、倫理、理想、法の精神、etc…
ナチュラルサインは、射手座になります。
射手座のキーワードを思い出すと、第9ハウスのイメージが浮かびやすいですね。
第3ハウスと対をなす、第9ハウスでありますから、第3ハウスが「身近なもの」だったのに対し、ここでは「普段触れない遠い世界のこと」をさします。
「お釣りの計算や日常の読み書き」が第3ハウスなら、第9ハウスは「もっと壮大な世界を理解するための学問」で、第3ハウスの「通勤通学」のような移動距離だったものが、第9ハウスになると「旅行のような非日常の移動」を示すことになります。これは、実際の移動だけを指すのではなく、たとえば異国など遠くに思いを馳せることも、含まれます。
他には、第3ハウスが「人と人との契約で商売をおこなう」を示すなら、第9ハウスは「神と人間との契約をおこなう」のが宗教ということになります。
人生でいうと、第8ハウスでの深い心理を、第9ハウスで、哲学や思想などの抽象性をもったものに、つまり形而上的なもの、人の生き方などに関係した事柄に変えていく段階です。
これは、次の第10ハウスの社会性につなげるための作業でもあります。
つまり、第9ハウスは宗教とか精神世界とか示すのですが、UFOとかに熱中したり、神秘主義という方向にどっぷりとはいかないのです。
実占では、第9ハウスに天体が入っていれば、宗教家、インフルエンサーなど、人に影響を与える活躍に向いている人物といえます。
また、カスプのサインによって、その人が何のために探求心を抱くのかを理解することが出来ます。
ちなみに、第9ハウスが強いからといって、海外へ行ったことがない人もたくさんいます。
そういう人は、出版とか教養で、第9ハウスを使っているのかもしれません。
それでは、また明日