見た目は風変り?:天王星の話 | 一日一勉

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最近、目の調子が悪いので、更新を毎日とせず、気ままに楽しく学び続けたいと思います。

今日は、天王星の勉強です。

 

肉眼で見ることが出来る土星が、宇宙の際限だと思われていたのですが、天体望遠鏡ができたことにより、1781年イギリスの天文学者であるウィリアム・ハーシェルによって、天王星が発見されました。

 

太陽から土星までの惑星は、肉眼で見ることが出来るため、「顕在的なこと」「常識内のこと」を表すとされています。

一方、天王星・海王星・冥王星の三つは、「常識外のこと」「潜在的なこと」を表すと言われ、これらの惑星は、「トランスサタニアン」と呼ばれています。

 

天王星の主な意味は、「変化」「混沌」「改革」です。

ちょうど天王星が発見されたころ、フランス革命やアメリカの独立戦争など、時はまさに革命の時代。そのころに、この星は人類の前に姿をあらわしたことは、興味深いです。

天王星の公転周期は、約84年間。一つのサインに約7年の間、滞在します。

時勢の移り変わりは、約7年の周期を持っているという説があるように、一時代の流れを読み解くときには、この星が重要なカギとなるでしょう。

 

天王星は、土星のようにリングがあるのですが、縦になっています。

土星の横のリングに見慣れてしまうと、天王星の縦のリングは、風変りというか奇抜という風に見えなくもありません。
 

天王星は、ギリシア神話のウラヌスという神の名が由来です。

ウラヌスは、全知全能の神ゼウスの祖父にあたり、もっとも古い天帝といわれています。

全世界を最初に統べたウラヌスは、果てしない巨大な体躯をもち、とても荒々しい気性の神でした。思考形態が一定ではなく、いつも何を考えているのかわかりません。

そんな狂気と秩序が、不思議な形で入り混じった神として描かれているため、それがそのまま天王星の象徴するイメージとつながっています。

支配サインは、水瓶座になります。

 

この他にも、天王星は「高次元の水星」という意味を持っています。

これは、平たく言えば、水星が持つ知性やコミュニケーションについて、昔の人が想像しえなかった部分を司っているのが、天王星ということです。

水星の知性が、人間の脳や口など、肉体から生み出される一個人の能力なら、天王星の知性は、パソコンやインターネットといった、肉体を超越したところにある、常人が正確に把握しきれないレベルの知性です。

これから発明される技術や、全く未知のコミュニケーション、あるいは宇宙が持っている全能的な知性や、大宇宙の英知のようなものも、天王星の支配下にあります。

 

天王星のキーワードは、「発明・未来・変化・混沌・分裂・平等・理論的・オリジナリティー・革命・改革・激震・独創性・反骨・進歩・コンピューター・科学」などです。

 

実占では、天王星がどのサインに入っているかで、個人の性格が変わることはありませんが、その代わり世代の特徴をとらえたりします。

また、天王星があるハウスでは、どういう場面で、天王星的な行動をとる人物かがわかります。

個人のホロスコープでは、よいアスペクトならば、革新的な行動をとるでしょうし、そうでないなら、ただの不安定な人になってしまうかもしれません。

ですが、悪いアスペクトを持っていたとしても、それを認知することで、天王星的な悪い意味の行動を抑えたり、そっち側に引っ張られないよう工夫ができますから、自分を客観的に見ることが出来るホロスコープって面白いと思うのです。

 

それでは、また明日パー