ヘヴン川上未映子/著「ヘヴン」を読み終えた。テーマは「苛め」。同じクラスで同様の苛めを受けている「僕」と「コジマ」。彼女から届いた短い手紙によって、二人の交流が始まる。同じ「苛めの被害者」でありながら、二人のスタンスには大きな違いがある。そして、この物語自身もまた、読み手によって感想が大きく異なると思う。この作品を読んで「ヘヴン」と感じるのか、それとも「ただの抽象画」と感じるのか・・・。最後の斜視が手術で治った「僕」の感動は、ちょっと救い。