ガッツオリジナルカレー
MENU肉のせ

すごいカレーを食べた。おいしいカレーはどこに転がっているか分からない。直感とか、そういうものは全然あてにならない。とにかく食べ続けるしかないのだ。

日本の多摩だけに3店舗しかないステーキ屋のカレーは、ここでしか食べられない特別なカレーだった。
カレーを口に入れると、まずはべたっとしたクリームを感じる。舌には固まった乳成分、肉の粒子などが残る。その次には牛の脂、脂、脂。肉からしみ出た脂が、さらに外側からカレーに合流する。
クリームと脂、少しのスパイス。米を大盛りにしなかったことを悔やんだ。

スープもとてもおいしかった。とろける牛スジ、とろけてしまった牛スジ。もやし。輪郭がきりっとしすぎる化学的な風味もあり、そこもまたよかった。

若い店員がひとりで店を回していた。