テアトル新宿にて映画『十年 Ten Years Japan』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
香港で大ヒットしたオムニバス映画「十年」の日本版として、10年後の日本を題材に、5人の若手監督がメガホンを取ったオムニバス作品。エグゼクティブプロデューサーを「万引き家族」でパルムドールを受賞した是枝裕和監督が務める。「愚行録」の石川慶監督が、政府の徴兵制の告知キャンペーンを担当する青年と老デザイナーを描いた「美しい国」のほか、国家戦略IT特区となった田舎町の小学校を舞台にした「いたずら同盟」(木下雄介監督)、亡くなった母がネット上に遺したデータに一喜一憂する女子高生を描く「DATA」(津野愛監督)、75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する新制度を描いた「PLAN75」(早川千絵監督)、大気汚染によって地下への移住を強いられて地上の世界を夢見る少女を描く「その空気は見えない」(藤村明世監督)の5作品から構成。国際共同製作プロジェクトとして、タイ版、台湾版も製作。
(2018/日本 配給:フリーストーン)
引用:映画.com


URL: youtu.be

reference:YouTube



全5作品のオムニバス。
どの作品も現代の日本の問題を通して十年後の日本を描く。
例えばこの映画が十年前に公開されてたらほとんどの作品が“SF映画”として見られたかもしれないけど、この時代に観ると決してありえない世界ではなく、それどころか現実的にすぐそこまで迫っている近未来の日本を描いているよう。

個人的には石川慶監督、太賀さんと木野花さんが出演した『美しい国』に映画的な魅力に惹かれた。
作風が「古い」と言われたベテランアーティスト。
しかし彼女は最新ゲームもやるし、食事だって買って並べたりと若い感性がないわけではない。
それでも「古い」「若者に訴えることができない」作品を描いたのはなぜか。
『美しい国』のあり方とは…色々考えたな。