渋谷ユーロスペースにてドキュメンタリー映画『愛と法』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
大阪の下町で法律事務所を営む弁護士の男性カップルを追ったドキュメンタリー。弁護士のカズとフミは大阪で「なんもり法律事務所」を経営している。2人は仕事だけでなく、プライベートでもパートナーであり、2011年にみんなに祝福されて結婚式を挙げた。そんな2人のもとには、セクシュアル・マイノリティ、養護が必要な子どもたち、戸籍を持てずにいる人、「君が代不起立」で処分された先生、作品が罪に問われたアーティストなど、さまざまな困っている人たちが全国から相談にやってくる。そしてある日、突然居場所を失くしてしまった少年カズマくんが2人の家にやってくる。居候として一緒に生活することとなったカズマくん、そしてカズとフミの3人による新しい生活がスタートした。監督はロンドンを拠点に世界各国で映像を制作してきた戸田ひかる。2017年・第30回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門作品賞、第42回香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品(映画祭上映時タイトル「Of Love & Law」)。
(2017/日本・イギリス・フランス合作 配給:東風)
引用:映画.com


URL: youtu.be

reference:YouTube



“家族の形”とは何か。
父、母、子。
夫、妻、子。
カズとフミは同性婚。
そして未成年後見人になっている居候のカズマ。
この三人は“家族の形”に当てはまらないのか。

表現の自由、思想信条の自由、人権…常に社会的弱者、マイノリティの方々が蔑まされてきたこの国で声を上げて戦っている人たちがいる。
法で守られない人たちをまた守るのも法であり、戦う武器となるのも法である。

弁護士として法を武器に戦う姿勢は愛で溢れている。
社会的弱者の方たちに寄り添う愛。
考え方はそれぞれあれど、最低限守るべきものは誰もが共有できるのではないか。
そんなことを思わせてくれる作品。