TOHOシネマズ渋谷にて映画『羊と鋼の森』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
ピアノ調律師の青年の成長を描き、2016年・第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の小説を、山崎賢人の主演で映画化。将来の夢もなく生きていた外村は、高校でピアノ調律師の板鳥と出会い、板鳥の調律したピアノの音色に魅せられ、その日から自身も調律の世界を目指すことを決意。専門学校を出て新米調律師として働くようになった外村は、調律師の先輩・柳やピアニストの高校生姉妹・和音と由仁ら、調律を通して知り合う人々とのかかわりによって、調律師として、そしてひとりの人間として成長していく。山崎が主人公・外村に扮し、外村が調律の世界に足を踏み入れるきっかけとなった板鳥を名優・三浦友和が演じる。また、実の姉妹である上白石萌音と上白石萌歌が姉妹の和音と由仁をそれぞれ演じ、初共演した。監督は「orange オレンジ」でも山崎とタッグを組んだ橋本光二郎。
(2018年/日本 配給:東宝)
引用:映画.com


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reference:YouTube



今更感半端ないけど、やっと山崎賢人くんの顔をちゃんと認識できました。彼が主演した映画は『ジョジョの奇妙な冒険』と『斉木楠雄のΨ難』を観たけど、どちらもイマイチ素の顔がわからなかったから本作でやっと認識。笑

何もない山の中で育ち、将来に対する夢や希望を何も持てなかったときに出会ったピアノの調律師とゆう仕事。調律師を目指し、ピアノを弾く人たちと出会うなかで、自分の存在意義を実感し、そして調律師として生きていくことを決意する。

天皇皇后両陛下もご覧になられてましたね。それぐらい物語も映像美としてもとても綺麗な映画です。
調律師に出会い、調律師を目指し、調律師として挫折し、調律師として再び立ち上がる。ピアノと外村(山崎賢人)の人生が重なる。
とても素敵な映画でした。

ただ、二ヶ所だけどうしても気になるところが。
まず一つ目は高校生の外村が一人でボーッと教室にいると教師が外村に「お客さんが来るから代わりに案内してくれ」と言われ、その案内するのが後に自分が働くことになる楽器店の伝説の調律師板鳥(三浦友和)なのですが、その案内してるときの学校があまりにも静かすぎるのです。
板鳥が体育館のピアノを調律し始めたときに映る体育館の時計は15時ぐらい。その時間ってまだ授業中、ないしは部活中とかでもっとガヤガヤしてるもんじゃないのか??これがとても気になった。
高校中退だからあまり高校の思い出ないからこんなもんなのかもだけど。

もう一つは、外村が初めて一人で受け持った家はゴミ屋敷かのように部屋中にゴミが溢れ、ピアノもまぁ酷い状態だったのですが、そのピアノを綺麗に治したことでその持ち主でもあるその家の青年も立ち直る…的な美談になっているのですが、これは観てもらえればわかるのですが子供の頃からそこで一人で暮らしてたん??と疑問。
早くに両親が亡くなってるのにそこでずっと一人で暮らしてたのか??
ちょっと美談を作るために都合良すぎな設定にしてないかと思ってしまった。

この二ヶ所だけはどうしてもツッコミたいところ。全体的に構成が綺麗にまとまってる分、余計に細かいところが気になってしまった。
「そこはそんな気にする必要ないよ」と言われればそれまでの些細なことではあるのだけど。