ヒューマントラストシネマ渋谷にて映画『ニワトリ★スター』観てきました。
【作品詳細】
奇妙なアパートで自堕落な共同生活を送る2人の男と彼らを取り巻く人びとを描いた、井浦新主演によるバイオレンスファンタジー。東京の片隅にあるギザギザアパート。このアパートで場末の生活を送る草太と同居人の楽人は、深夜のバーでアルバイトをしているが、秘密裏に大麻の密売も行い、生活していた。そんな2人の周囲を、街の不良たちを陰で操るヤクザ、DVの恐怖にさらされながらも愛だけを支えに生きる未婚の母と子など、個性的な人びとが取り巻き、目標もなく中途半端な人生を送ってきた2人は、まったく予測ができない不測の事態へと巻き込まれていく。大麻の売人・草太役を井浦が、同居の楽人役を成田凌、DVを受けるシングルマザー役を映画初出演となる紗羅マリーがそれぞれ演じるほか、津田寛治、奥田瑛二、LiLiCoらが脇を固める。監督は玉木宏主演作「殴者 NAGURIMONO」の原作などを手がけ、本作が初監督作品となるかなた狼。
(本編/135分 2018年/日本 配給/マジックアワー ※R15指定作品)


なんなんだこれは…。
感想的にとても難しい映画だな。見応えあるし面白いのだけど、正直意味のわからない部分も多い。
その意味のわからなさを楽しむ映画なのかもしれない。

映画前半は草太(井浦新)の一人語りのナレーションベースに話が進んで行き、最後にそれに対する楽人の答えがあるとゆう作りは面白かったのだけど、いかんせん謎なシーンが多すぎて、その謎なシーンも後から繋がると言えば繋がるのだけど、それにしても“なんなんだこれは感”は否めない。
とりあえず言える事は「ダメ、ゼッタイ。」がイッパイ詰まってる映画ではあった。

草太の大阪弁も気になったな。井浦新さんの大阪弁はあれで良いのかな??東京出身みたいだけど、なんか気になってしまった。

最後にもう一つ、この映画はエンドロールのキャスト名に注目しといてほしい。見てると「あれ??どこに出てた??」って名前が出てくるので。
その答えはエンドロールを最後まで観てるとわかります。

色々謎な映画ではあったけど、なんか気になる作品でもある。かなた狼監督の次回作も観てみたいし。
井浦新さんの『アンナチュラル』の中堂と、成田凌さんの『わろてんか』の隼也で付いたイメージを一度払拭するには最高のタイミングでのこの作品かもしれないなとも思った。