東京メトロ東西線の西葛西駅の南口から数分の所にパトリア葛西という商業施設がある。かの有名なアンビカなども入っていて、時々お世話になっている。その施設内にインド料理店が出来たという。オープンは2025年08月15日(金)。調べてみると、インド・タミルナードゥ州のコインバトールにあるレストランと店名もロゴも全く同じなので、恐らく支店とか姉妹店とかそういう位置づけなのだろう。コインバトールは個人的に行ってみたいタミルの町のかなり上位に入る。これは楽しみだ。

 

と言いつつも中々行けず、大変遅まきながら2025年11月05日、ランチ・タイムに初訪問。

 

 

 

画像はないが、店内の雰囲気はかなりインドっぽい(←あまりコッテコテじゃない感じの)。

 

まずはスターターとして gobi 65 (南インド式カリフラワーのスパイシーから揚げ) を。メニューの説明を見ると「サクサクに揚げたカリフラワーを、スパイシーで風味豊か中華風ソースで炒めた一品」となっている。いや、それ gobi Manchurian やないかい!とツッコみたくなる衝動はちゃんと抑えられる程度には成長した自分を褒めたい。

 

○○ 65 という料理は唐揚げタイプと、揚げてから辛めのソースを絡めるタイプがあるが、そもそも 出てきたのは唐揚げタイプだった(笑)。結局ソースで炒めないんかい!と思ったが、まあこっちの方が好きなので良かった。なお、○○ 65 で絡めるソースには(一般的には)中華醤油は入れないので、明らかに ○○ Manchurian とは異なる。なので「中華風ソース」という表記は誤解を招くよな~。まあ、最近の現地では Manchurian 寄りの味にすることもあるようだけど。

 

別アングルからも。実はサーヴされた時にはもっと玉葱やカリフラワーが溢れんばかりに乗っていたが、これは少し手をつけた後のもの。それでも溢れそう(笑)。

 

そしてメインのノン・ヴェジ・ミールス。右が mutton kuzhambu (マトンのスパイス煮込み)。チキンも選択可。オーソドックスな美味しさ。そして左が eral Chettinadu (チェッティナード風海老のスパイス煮込み)。これは個人的にどストライクだった。もうコレだけで訪問した価値があったな。複雑なスパイスの組み合わせと、ガッツリ効いた海老出汁はサイコー!

 

一番手前が sambar (樹豆と野菜の煮込み)。いかにもタミル人が作りそうな感じの味で美味い。その奥が rasam (スパイシー・サワー・スープ)。これはちょっとビックリ、何とも形容しがたいあまりお目にかからないようなタイプだった。一番奥は urulai kizhangu poriyal (ジャガイモのココナッツ炒め)。ジャガイモは珍しく細長く切られ、少ししっとりと仕上げられている。

 

chapati (全粒粉生地の鉄板焼きフラット・ブレッド) がデフォルトで付いている。これは主にノン・ヴェジ・アイテムのグレイヴィと合わせて。右手前は thayir (プレイン・ヨーグルト)。米や野菜の惣菜と合わせる。画像の一番奥に見えるのは oorugai (漬物)。具材はマンゴーか何かだったかな(失念)。

 

ドリンクやデザートの他、fresh vegetables saladappalam (豆米粉生地の極薄クラッカー)basmati rice (インド香り長粒米) を含めた全景画像もご査収くださいまし。

 

スターターも含めた全体画像もご査収くださいまし。米は主にヴェジ・アイテムと合わせて食べる。

 

lassi (スウィート・ヨーグルト・ドリンク) が付いてきたが、これはメニューに書いてなかったかも。手前は javvarisi payasam (タピオカのミルク煮スウィーツ)

 

一般的なインド全エリア的料理も用意されてはいるけど、コインバトールに興味津々なので、次回も南インド料理狙いで行く。

 

ごちそうさま。