先月の中頃だったか、大和にネパール料理店ができたという情報を得た。オープンは2025年05月10日で、いわゆるインネパではなく、同じ大和にある食材店カトマンズ・マートと同経営とのこと。なお、小田急江ノ島線沿いでネパールの定食ダルバートが食べられるお店と言えば、相模大野のアニタ、中央林間のイー・マサラ、南林間のチャンドラ・スーリヤ、鶴間のハーブ・ストーリーと、ちょこちょこあるのだが、ここにきて大和のカトマンズ・ヴィヤンジャンが加わったことになる。南アジア料理好きの身としては、選択肢が増えるのは嬉しいこと。

 

で、大変遅まきながら、2025年06月11日(水)、早目のランチ・タイムに訪問。

 

 

1階に中国料理の芳香園があるビル。カトマンズヴィヤンジャンは右横の階段を降りたところにある地下の店舗。

 

 

 

 

行ってみてビックリ。とんでもない大箱だ。ここは新大久保か何かか。

 

 

で、まず見せてもらったのはランチのメニュー。このご時世なのにかなりの低価格設定で少し心配になる。

 

 

ランチはこれだけですか?と聞いてみると、応対してくれたネパール人女性が「スナック、タベタイ?」と聞くので、「食べたいです」と。で、スナック類のメニューも見せてもらう。

 

 

 

こ、これはインネパの「イン」がないどころではなく、shaphaley (ミートパイ)keema noodles (ミンチ肉ソースの混ぜ麺)laphing (蒸し小麦平麺のスナック) などのチベット料理まであるではないか(なおmo:mo はチベット発祥だけどネパールでもポピュラーで、チベット料理だと思っていない日本人も多い)。初回訪問なので、とりあえず今回はネパール料理を食べてみるけどね。

 

mutton sukuti (マトン・ジャーキー)。客席からは厨房にマトンをつるしてジャーキーを作っているのが見える。ガチのネパール料理店でよく見かける光景だ。

 

別アングルからも。全てが硬いわけではなく、かなり硬い部分、少し柔らかい部分、脂身で柔らかい部分がバランスよく入っていて最後まで飽きずに楽しめる。これはかなり良いチョイスだったな。

 

そして肉アイテム2つ目は bangur ko sekuwa (豚肉のグリル)

 

「カライノ、ホシイ?」と言いながら後から持って来てくれた piro chatni (唐辛子のピリ辛ベイスト)。色味ほどは辛くなく、辛さに弱い自分でも全然問題なかった。

 

ツー・ショット画像もご査収くださいまし。かなり量があるな。大久保の某店みたいにもう少しスモーキーな感じの方が好きだけど、このエリアでコレが食べられるのは非常に有難い。

 

そしてもちろん定食も。まずは mix dal (数種豆のスープ)。豆はほぼほぼ煮崩してあり、トロミはほとんどないシャバシャバなタイプだ。そして器がデカいため量が多い。

 

そしてチョイスしたノン・ヴェジは kukhura ko jhol masu (鶏肉のスパイス汁煮込み)。サイドでポークとマトンとチョイスしたので、ここはチキンに。シャバシャバな汁タイプで骨付き肉がたっぷり入っている。そしてこちらも器がデカいため、量が多い。

 

piro alu ko tarkari (辛いジャガイモのおかず)。この日一番辛かったのはコレかな。ドライの副菜類は固定ではなくお店の都合で色々変わるそう。

 

rayo ko saag bhuteko (高菜の炒め物)。味付けは薄め。

 

gundruk bhatmas sadeko (乾燥野菜と大豆の和え物)。これはかなり好み。素晴らしい。

 

golbheda ko achar (トマトのディップ)teel (胡麻) を入れてリッチにするのはよくやるが、聞いてみるとピーナッツのペイストも使っているそうだ。これもかなり良いぞ。

 

sada bhat (白米) を含めた全景画像もご査収くださいまし。米は多分 basmati rice (インド香り長粒米)Japonica rice のミックス。あくまでも多分ね。

 

別アングルからも。

 

sada bhat のお代わり。ここは米のお代わりだけ一回に限り可能だ。ダイエット中かつ糖質制限中なので躊躇はしたが、何せ汁物2品の量がかなり多く、お代わり不可避となった。

 

チョイスしたドリンクは masala chiya (スパイス入りミルク・ティー)。糖質制限中なので、砂糖は入れずに。

 

ランチ・タイムのピークだと思しき時刻になってもお客があまり入っておらず、ちょっと心配ではあるが、リアルなネパール料理をどんどん提供したいとのことなので、是非ともブレずに続いて欲しい。わざわざ新大久保まで行かなくてもこれだけのメニューを引っ提げたお店がオープンしたのは嬉しいな。また近々行くぜ!

 

ごちそうさま。