南インド料理とスリランカ料理の両方を提供するお店ができた。オープンは2024年01月09日(火)。お店の説明では、スリランカ人シェフがビザの関係で来日が遅れていて、スリランカ料理の提供は02月13日からとのことだった。店名は、南インドのタミルナードゥとスリランカ北部間のポーク海峡の砂州と浅瀬の連なる場所、ラーマズ・ブリッジorアダムス・ブリッジに由来する。コンセプト的にはピッタリな名前ですな。

 

ということで、遅まきながら2024年04月02日、ディナー・タイムに訪問。

 

 

他に客はおらず、シェフ二人のツーオペ。お店の看板に Ramar Paalam をわざわざタミル文字で ராமர் பாலம் と表示してあったため、てっきり一人はタミルインディアンで、もう一人はタミルスリランカンなんだと勝手に思い込んでいたのだが、何とどちらも違うとは。聞けば二人ともコルカタ出身のインド人だという。公式SNSで「南インドやスリランカシェフ」と発信しているのはどゆこと?他に「南インドやスリランカシェフ」がいてこの日はたまたま不在だったってこと?謎だ。

 

言葉が通じにくいシェフたちとちょっと話をしたが、タミルもスリランカも分かるよ、ドバイやシンガポールやアメリカでも働いていたから、というどこかで聞いたことのあるようなセリフが(笑)。ベンガル料理の話を振ったら、事前に電話で予約してくれれば作るよ的な。いやいや、対面ですら言葉が通じにくいのに、電話で希望を伝えるのは無理やろ。もしお願いするなら、ちゃんと対面でしっかり紙に書いてするから(笑)。

 

なお、オーダーは、最近流行りの卓上のQRコードをスマホで読み込むスタイル。

 

まずは gobi 65 / cauliflower 65 (南インドのスパイシーなカリフラワーのから揚げ)。もう少しスパイシーな方が好みかな。

 

別アングルからも。

 

そしてミールスについてくる? fresh vegetable salad

 

具沢山の sambar (樹豆と野菜の煮込み)

 

rasam (スパイシー・サワー・スープ)。 

 

チョイスするアイテムはヴェジにしようと思い、今日は何かと聞いてみたところ saag paneer (ほうれん草とカッテージ・チーズ) だという。北インド料理を入れて欲しくないので、ノン・ヴェジにして、シェフからオススメされた、南インド式だという asparagas chicken masala を。アスパラガスは好きなので嬉しいが、チキンのグレイヴィはあまり南インド的な特徴がない感じだったかな。

 

kootu (豆のココナッツ・ミルク煮込み)。これは野菜が具材になっていないシンプルなタイプ。

 

muttaikose poriyal (キャベツのココナッツ蒸し炒め)。ちょっとしっとりした仕上がりで、これはとても美味しかった。

 

parotta (鉄板焼き精製粉生地フラット・ブレッド)。かなりずっしりしている。表面のカリカリ食感と中のもっちり食感のコントラストが楽しめて美味しい。

 

デザートと elumichai oorugai (レモンの漬物)、ミニサイズの basmati rice (インド香り長粒米) を含めた全景画像もご査収くださいまし。私見だが、parotta をミニサイズにして、basmati rice を通常サイズにした方がバランスが良いのではと思った。

 

なぜか途中で出てきた appalam (豆粉薄煎餅)

 

デザートは paal payasam (米のミルク煮スウィーツ)

 

食後に、masala chai (スパイシー・ミルク・ティー) を。コーヒーがメニューにあったのだが、聞いてみると南インド式ではないとのことで、こっちにした次第。

 

事前情報とは色々異なる点があったので、もう少し詳細な情報が出揃ってから今度はスリランカ料理目当てで再訪しようかな。

 

ごちそうさま。