蒲田から一駅の蓮沼に、オディシャ(オリッサ)出身チームのお店ができた。オープンは2024年02月14日。西ベンガル州や南インドの料理を提供するという。いや、分かるんだけどそこはオディシャ料理中心であって欲しかったな。
ということで、遅まきながら2024年03月28日、早目のランチ・タイムに初訪問。
この日は Special Bengali Thali というのをオーダーしてみた。
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mix dal (2種豆のスープ)。豆は muger dal (緑豆) と musuri dal (ヒラ豆)。余計な味付けがなく、シンプルで美味い。
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carrot cabbage poriyal (人参とキャベツのココナッツ炒め)。ここまで汁気たっぷりの煮込みのような poriyal はあまりお目にかからないな。味はめちゃ薄味で、料理名を確認するまでは全く分からなかった。そもそもメニューにはカタカナで「サグバジ・ベジカレー」と書かれていて、少なくとも sag bhaji はなかったが、まあインド人あるあるなので細かいツッコミは無粋。全然ベンガルじゃないけどね。
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kacha aamer achar (青マンゴーの漬物)。これは市販のモノっぽい。
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machher jhol (魚のスパイシー汁煮込み)。ベンガルやオディシャの料理と説明していたようなので、彼らにとってはオディシャの machha jhola とは特に区別もしていないのだろう。具材としては alu (ジャガイモ) と fulkopi (カリフラワー) も入っていた。魚は鯵だとのことだったが、筒切りにしてこんなに大きい鯵はちょっと考えにくいので、多分別種。メインのこれはとても美味しい。
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デザート、papor (豆粉薄煎餅)、shada bhaat (白米) を含めた Special Bengal Thali の全景画像もご査収くださいまし。
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suji halwa かと思って確認したら、suji halwa とは違うと言う。suji rava (セモリナ粉のスウィーツ) だ、とのこと。suji と rava は同じ意味では。何が違うのかしら。調べてみても違いが分からないが、一体どういうことだろ。
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追加で masala chai (スパイシー・ミルク・ティー) を。
この日はオーナーさん兼フロアマネジャーと思しき人と主にやりとりしたが、今一つ言葉が通じにくく、久しぶりにテンションが上がった(笑)。マネジャー氏曰く、厨房の3人を含め、全員オディシャ出身とのこと(違うという情報もあり)。シェフは、チェンナイの他ドバイやシンガポールでも働いてたから南インド料理もお手のものだぜ、とドヤ顔。彼らにとってはドバイやシンガポールといった近代都市での勤務経験はステイタスなのだろう。個人的にはちょっとでもいいから故郷の料理を出して欲しいんだけどな。
今回は事前情報が無さ過ぎてイマイチ勝手が分からなかったが、どんな感じかは何となく分かった。次回は南インド料理にトライしてみよう。
ごちそうさま。