昨年、相武台にドバイ・レストランというお店が11月07日にオープンするという情報が入ってきた。運営はアル・マディナ・トレーディング(オーナーはパキスタン人)だから、近隣のタージ・ビリヤニ・ハウスの系列店ではないかとも噂されていた。メニュー的には特にアラビア・中東的なモノがあるわけではなく、どうやら主に近隣の同胞向けのインディアン・ムスリム・レストランっぽい感じだ。

 

ということで、よく分からないまま2024年01月17日(水)、ディナータイムに訪問。

 

 

確かにメニューはタージ・ビリヤニ・ハウスのモノを使い回している感じだ。

 

 

なぜかカレンダーに本日のスペサルが書き込まれている(笑)。

 

 

 

自分が訪問した時は、東インド・コルカタ出身シェフのワンオペだった。

 

この日オーダーしたのは、今日のスペサルから shalgam gosht (マトンと蕪の煮込み)。器がガラスなのにはちょっと驚いた。

 

別アングルからも。マトンは骨付き、蕪はかなり煮崩してある。美味しいが、思った以上に油が抑えられていてあっさりしている。個人的にはもうちょっとオイリーな方が好きだな。

 

そして、野菜不足を解消するため mix vegetable sabzi (数種野菜の炒め物) を。逆にこちらの方がしっかり油が使われている。具材は、冷凍のミックス野菜とフレッシュなモノを混ぜている感じかな。人参、ブロッコリー、インゲン、グリーン・ピーズ、ジャガイモ、カリフラワーなどで構成されていた。

 

粉モノは tandoori roti (窯焼き全粒粉生地フラット・ブレッド) が2枚。全粒粉の風味が良いね。やっぱり精製粉の発酵生地の naan より素朴で好きかもな。

 

全景画像もご査収くださいまし。

 

食後には hot chai (ミルク・ティー) がサーヴされた。元々付いているのかサルヴィスなのかは全く分からない(笑)。独特の香りがとても良かったな。

 

ごちそうさま。

 

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言葉がイマイチ通じにくいのでハッキリしたことは分からないのだが、ワンオペのシェフの言葉を無理やり繋いでみると、アル・マディナ・トレーディングの食堂は現在ここ(ドバイ・レストラン)だけで、近隣のタージ・ビリヤニ・ハウスはオーナー・チェンジした、みたいな感じの話で、ちょっと意外だった。

 

調べてみると、昨年の7月にアル・マディナ・トレーディングは本社所在地をそれまでの座間市相模が丘(タージ・ビリヤニ・ハウスの所在地)から相模原市南区相武台(ドバイ・レストランの所在地)へと変更する手続きをしている。確かに小さな店舗を増やすだけならわざわざ本社の所在地は移さないかもな。

 

一方、タージ・ビリヤニ・ハウスの方はと言えば、昨年末に、それまで「CHAND FOOD / となりのインド人」という食材店兼簡易食堂があったところに、同じく食材店兼簡易食堂「TAJ HALAL FOOD & RESTAURANT」をオープンし、その旨を店長のラフィク氏が発信している。さらに数日前にはシェフの募集もしていたりと、最近は色々動きがある。

 

で、ラフィク氏から直接このあたりの話が聞けないかなあと思って、帰りにその食材店兼食堂に立ち寄ってみると、残念ながらこの日は閉まっていて何も分からず。なお、店頭には新たにタンドール用のスペースらしき部分も設置されていた。

 

ということで、オーナー・チェンジの真偽のほど等、諸事情の確認は全くできていないため、有識者・事情通諸氏からの発信を待つことにしませう。