店頭にはグランド・メニューが掲示されている。
ドア付近にはランチ・メニューが。ちなみにこの日は数組の待ちが出来ていたが、数分で入店できた。
厨房はフル回転しており、非常に活気のある店内だ。なお、店頭・店内のあちこちに、ダバ・インディアで使われていたと思しきアイテムが見受けられ、あの佇まいが好きだった人には宝探しのような楽しみもある。
店名のGONDは、インド中央部マディヤ・プラデーシュ州の先住民族パルダーン・ゴンドが描く絵(ゴンド・アート)に由来するもの。近年は日本でも徐々に知られるようになってきているね。店内のあちこちにそのゴンド画が飾られている(お客さんの迷惑になるので撮影は控えた)。
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で、この新店はストリート・フードがウリということで、まずは狙っていた sabudana vada (タピオカの揚げスナック) を。西インド・マハーラーシュトラ州発祥のスナックだ。coconut chutney (ココナッツ・ペイスト) がツケダレとして付いている。
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別アングルからも。メニュー写真とは全く異なるヴィジュアルのもので、最初は別の料理と間違えたのかなとも思ったが、調べてみると、タピオカ玉を粉砕してパウダーにしてから作る、こういうタイプのものもあるようだ。本当はメニューの説明にあったようなヤツが食べたかったんだけどな。まあ、これはこれで美味しいので全然OK。
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そして、この日は non vegetarian meals (南インド非菜食の定食) をチョイス。左が、大きな茄子が入った sambar (樹豆と野菜の煮込み)。都心部でよく出会う甘めのタイプで、個人的にはちょっと苦手。右が rasam (スパイシー・サワー・スープ)。トマト感の強いドロドロなタイプで、こちらもあまり得意ではないヤツ。だがしかし、南インド料理にハマり始めた頃にダバ・インディアで美味しい美味しいと言ってよく食べていた伝統的な味だ。
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左がかなりミルキーな fish curry で、右が肉量たっぷりの chicken curry。うわ~、どっちも分かりやすく美味しい!
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shrimps poriyal (海老のスパイス・ココナッツ蒸し炒め)。これもダバ・インディアではお馴染みだったヤツ。分かりやすいし、美味しいに決まっている。
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basmati rice (インド香り長粒米)、papad (豆粉薄煎餅)、poori (全粒粉生地の揚げフラット・ブレッド)、tomato chutney (トマトのディップ)、coconut chutney (ココナッツのディップ) を含めた全景画像もご査収くださいまし。
いつも悩むのが、ミールスについてくる2種 chutney の扱い。自分は poori に合わせて食べてしまい、ミールスとは切り離している(=ライスや他の料理とは混ぜない)けど、本当はどうするのが正解なのかいまだに分からない。まあ、自由にすればいいのかな。
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papad を移動させて、別アングルからも。
先日、元チョティワラのスタッフが立ち上げたばかりの飯田橋のTOKYO BHAVANでもミールスを食べてみた。その時には、やはりダバ・インディアのエッセンスが感じられるなあ、と思ったが、GONDのミールスは、昔懐かしいダバ・ミールスそのもので、モロにダバ・インディアだった。まあGONDはチョティワラの運営だから当たり前と言えば当たり前なんだけど。
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食後は、本当は kaapi (南インドのミルク・コーヒー) が飲みたいところ。でも残念ながらメニューにはないので、代わりに hot masala chai (スパイシー・ミルク・ティー) を。日本人スタッフさんのエア・ブレンド付き。
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入れ替えてみた図も。
超人気店だったダバ・インディアの後継にあたるお店ということで、早くも人気店になっているGOND。平日もランチ・タイムはかなりの行列ができているようだ。
ごちそうさま。
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GONDがオープンした場所のすぐ近くには、元カイバルのスタッフを中心とした南インド料理(ケーララ料理)の三燈舎もある(つい先日までは、チョティワラ出身の長島さんが営んでいたカレーライス・ディランという人気店もあった)。もしかすると、このエリアはチョティワラ色の濃い地域になるのだろうか。
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※参照過去ログ
→ 幅広いラインナップ / ダバインディア ( Dhaba India )【京橋】