先月末頃から、中華界隈や中央アジア界隈で話題になっているお店が気になっていた。都営地下鉄大江戸線及び東京メトロ丸の内線の本郷三丁目駅近くで、牛家兄弟という蘭州牛肉麺のお店が入っていた店舗に新しく入ったウイグル料理店だ。看板を見ると、シルクロード料理、DOLAN UYGHUR KITCHEN刀郎ドラン西域美食、と書いてあるが、ファサードは DOLAN ウイグル料理 ドラン(←結局正式名称が分からん)。

 

ということで、遅まきながら、2023年05月11日、ランチ・タイムに訪問。

 

 

店内はこじんまりとしていて、カウンターとテーブル席が少々。厨房は見えないのでシェフは確認できなかったが、ホールの担当は女性が二人。一人は恐らく漢族ではない顔立ちの人。

 

 

オーダーは、QRコードを読み込んでスマホから行う方式。最近はこういうのが多くなりましたな。

 

で、この日のお目当て①は、清炖羊肉汤 / shorpa (ラムと野菜の煮込み)。野菜はジャガイモと人参。メニュー写真をちゃんと見ずにオーダーし、サーヴされたのを見た瞬間にビックリ。かなり大き目のラム・シャンクがドッカーンと入っている。骨付き肉が何片か入っている程度かなと思っていたのが大きく裏切られた(←良い方に)。

 

ラム・シャンクのクロウス・アップも。余計なスパイスなどは入れず、恐らく塩だけで煮込んであり、ストレートにラムのエキスを存分に楽しめるスープでめっちゃ良い!薬味の葱やコリアンダー・リーフも適量。肉も柔らかく煮込まれていて、簡単に骨から外れるので食べやすいし、とても気に入った。

 

この日のお目当て②は、拌面 / leghmen (肉野菜炒め掛け手打ち麺)。肉は牛肉で、野菜は玉葱、赤緑ピーマン、トマト。キクラゲも入っている。

 

サイド・アングルからも。味はこれぞウイグルのラグメンというような王道のシンプルなトマト味で油は少な目。で、ピリ辛仕上げ。最近、池袋の新疆・味道で食べたものとは対極にある味つけだった。

 

コシのあるモチモチの手打ちロング麺のリフト画像もご査収くださいまし。これもとても美味しくて気に入った。

 

そして、テイク・アウェイの 维吾尔抓饭 / Uyghur polo (ウイグル式炊き込みご飯)。ウイグルよりも西方寄りの中央アジアだとスパイスなどを使ったりもするが、ここのはウイグルらしく、やはり塩だけのシンプルな味付け。少し硬めに仕上げた米(恐らく日本米)でラムの旨味を受け止めている。サッパリはしているけれども、底にはしっかり油が溜まって残る。

 

別アングルからも。ラム肉もたっぷり入っていて良いですな~。

 

この日いただいたものに関しては期待以上だったと思う。メニュー数が少な目なのはちょっと気になるけど、オープンしたばっかりだし、増えていく可能性もあるだろうから、今後が楽しみだな。まあ、現段階でも丁丁炒面(細切り麺)のような珍しいものもあって魅力的だけどね。

 

ごちそうさま。