※相模原店は閉店しました。
2019年09月14日に山梨県甲府市善光寺に南インド料理を出すお店がオープンしたことは以前から耳にしていた(その後2021年08月20日に南巨摩郡昭和町に２号店を展開したものの、そちらはあっという間に閉店)。
そしてどういうわけか、突如、神奈川県相模原市中央区に新店舗展開。場所はＪＲ横浜線相模原駅から徒歩10分弱の場所でオープンは2023年01月09日。甲府は遠くてなかなか行けないと思っていたところ、こっちに来てくれてありがとうですやん。ということで、遅ればせながら2023年01月10日(火)のランチ・タイムに訪問。
他にお客さんもおらず、お話好きのオーナー・シェフの Sarnam Singh さんと少しおしゃべり。店名の前が North & South Indian Restaurant ではなく South & North Indian Restaurant となっていることから、なんとなく南インド料理推しを感じて不思議に思っていたが、聞き取れた限りでは、ご出身は Madhya Pradesh 州の Bhopal だが、インドでは、デリーの Sagar Ratna (デリーを中心に展開するチェーンの南インド料理店) など、そして来日してからも神谷町の Nirvanam や西新橋の Nandhini など南インド料理店での長い経験に基づいていることが判明(杉並区のP店にも勤務していたという情報もあるが、ご本人は特に触れていなかったので割愛)。そういうことか。
なお、デリーの Sagar は 'a' (シングルa)で、自店の Sagaar は 'aa' (ダブルa) とのこと。まあ、支店じゃないよ､ってことかな。
ランチ・メニューには meals (定食) の他にも、dosai (発酵ケツルアズキのクレープ)、idly (発酵ケツルアズキの蒸しパン)、ulundu vadai (ケツルアズキの揚げスナック) などの、tiffin と呼ばれる南インド料理が載っている。
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ホール担当氏から、meals (南インド定食) にはドリンクはつかないと説明を受けたので、オプションで食後にアレをオーダーしたのだが、なぜか食前に pink guava juice をサルヴィスしてくれた(笑)。
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で、まずはありがちな fresh vegetable salad。
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大根や人参などを具材にした sambar (樹豆と野菜のスープ)。都心部の有名店だと、自分の好みに合わない甘い味付けのものに結構な確率で遭遇するので、ちょっと心配していたが、全くの杞憂だった。
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rasam (スパイシー・サワー・スープ)。こちらも、都心部でよくあるトマトがドロドロで甘ったるいタイプだったら嫌だなあと思っていたのだが、お澄まし系のシャキッとキリっとしたタイプ(←何だそれ？)で安心。美味いな～。
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この日の豆枠は dal makhani (乳製品のリッチ・グレイヴィの豆煮込み)。これは特に南インド料理というわけではなく、北インドを中心に広く食されている料理。他のアイテムとは混ぜずに単体で食べると美味しいヤツ。使われている豆は rajma (赤インゲン豆)、urad (ケツルアズキ)、chana (ひよこ豆) の３種。オーダー時に希望の辛さを聞かれて「普通で」と答えたが、意外にもこれだけは結構な辛さだった。
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日替わり鶏肉枠は thakkali kozhi kuzhambu / tomato chicken (トマトとチキンの煮込み)。玉葱を茶色くなるまで炒めずに使う料理。スーピーで美味しいな。
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ボンレスの小さいのが付くのかなと思いきや、ちゃんと骨付きの立派な tandoori chicken / tandoori murgh (窯焼き鶏肉のスパイシー・グリル)。
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egg half fry / masala omelette にはスパイスの他、葱？も。
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parotta (鉄板焼き精製粉生地多層ブレッド) は半分。生地はちょっと厚め。
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左から、炒め物枠は豆やナッツなども入った urulai kizhangu poriyal (ジャガイモのスパイス炒め)、mangai oorugai (マンゴーの漬物)、thakkali chatni (トマトのディップ)。
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デザート及び appalam (豆粉薄煎餅) と thayir / curd (ヨーグルト) と basmati rice (インド長粒香り米) を含めた South Indian Meals の全景画像もご査収くださいまし。米はお代わりできるとのことだったので、途中で少しだけいただいた。
個人的には dal makhani がもっとミールスに合うシンプルな dal で、tandoori chicken が chicken 65 や chicken chukka あたりになっていればなお良いと思うけど、運営上難しいのかもね。「え～、タンドリー・チキンついてないのぉ？」とか言われちゃうからかな。まあ、さがみっぱらで sambar と rasam がいただけるだけでも感謝せねば。
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この日のデザート枠は paal payasam / chawal ki kheer (米のミルク煮込み)。米粒がかなり残っているタイプ。
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食後はオプションの hot masala chai (スパイシー・ミルク・ティー) を。なぜか結局これもサルヴィスに。あざ～す！
ディナー・タイムのミールスだと parotta の代わりに poori (全粒粉の揚げパン) が付いている模様。グランド・メニューは甲府市善光寺の店舗と基本的には同じだが、少しアイテム数を絞っているとのこと。ちょっと見せてもらった限りでは、ghee roast (精製バターをたっぷり塗った薄焼きクレープ) や set dose (カルナータカ州のパンケーキ) や uttapam (野菜入りパンケーキ) などがあった。あ、Indian Chinese などもあるみたいだったな。
オーナー・シェフはしばらく相模原店にいらっしゃるらしいので、また近いうちに行かなきゃ。
ごちそうさま。
