※一旦閉店しましたが、南平に移転して再開しました。

 

元々はJR南武線矢川駅に程近い、蕎麦屋の居抜き物件で、ジャヤピヤサという名で営業していた店が、2016年秋に、JR中央線国立駅から徒歩数分のところに移転し、店舗スペースも格段に広くなった。それに伴い、店名もジャヤピヤサからザ・ビレッジに。

 

オーナーはスリランカ出身で、十数年前に日本に帰化した井上直樹さん。確か、レストラン以外に中古車業を営んでいる方だったと記憶している。

 

ジャヤピヤサは以前、タモリ倶楽部の「おもしろ居抜き物件特集」で取り上げられたことがある。まあ、元お蕎麦屋さんのそば打ちスペースでコットゥ・ロティとか作ってるんだからそりゃ面白いわな。

 

最後にジャヤピヤサを訪問した際に「近々、国立駅の方へ移転します」と聞いていたのだが、移転後になかなか都合がつかず、2017年4月13日にやっと機会を得て訪問。

 

スターターとしてオーダーした、イッソ・ワデ。イッソは「海老」。運ばれてきた時から海老の良い香りがふわ~っと漂って食欲をそそる。これは逸品!

 

プレートに付属する謎のスープ。鶏肉や刻み野菜が入っていて、卵も溶いてある。ジャヤピヤサ時代からあったものだが、スリランカではこういうスープはポピュラーなのかしら。

 

そしてメインのライス・アンド・カリーのプレート。この日のコンテンツは、チョイスしたエル・マス(マトン・カリー)、カダラ・パリップ(ひき割りひよこ豆のカリー)、シンハラ・アチャル(スリランカ式漬物)、ポル・サンボル(ココナッツのふりかけ)、マル・カトレット(魚のコロッケ)、パパダム(薄焼豆粉煎餅)、アンブル・ティヤル(魚の酸味煮込み)、ビッタラ(茹で玉子)、チョイスしたバト(ライス)はラトゥ・ケクル(スリランカの赤米)日替わりその①のボンチ・キラタ(インゲンの煮物)、日替わりその②のゴーワ・テルダーラ(キャベツの炒め物)、日替わりその③のソヤ・チャンク・カリー(大豆ミートのカリー)。チリ・ペーストはセルフで。

 

恐らくシェフは変わっていないのだと思うが(←ジャヤピヤサ時代にお店やイヴェントでお見かけした顔の人だったから)、このライス・アンド・カリーのプレートは副菜類が充実してとても満足感の高いものになったと思う。副菜に自分の好きなソヤ・チャンクが入っていたからというのものある。もちろん品数が多ければいいというものではないが、以前はちょっと物足りなかったので。

 

〆はジャガリのプリンにしたかったが品切れだったので、お馴染みのキリ・パニ(蜜掛けヨーグルト)。

 

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ジャヤピヤサ時代も少々振り返ってみる。

 

2016年7月28日訪問時にオーダーしたフライド・ライス。文字通り炒飯。フライド・チキン入り。

 

ククル・マス(チキン)のグレイヴィがついてくる。

 

このようにフライド・ライスにグレイヴィをぶっかけて食べる。フライド・ライスはなかなかスパイシーな仕上がりで、辛さもしっかりある。自分の好みに合う一品。ワン・プレートのライス・アンド・カリーより好きかも。

 

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さらに前の、2016年3月15日訪問時の記録。

 

エラワル・ロティ。ジャガイモを始めとして複数の野菜にスパイシーな味付けをしたものが入っている。やはりこのロティの食感が好きなんだよな。

 

マル・ロールス(魚の揚げ巻物)。ロールスにも色々なタイプがあるようだ。

 

ライス・アンド・カリー(村飯セット)。パリップアンブル・ティヤルポル・サンボルシンハラ・アチャルパパダムバトチリ・ペーストもかけてみる。やはりこのころに比べると、現在のヴァージョンは格段にパワー・アップしていることが分かる。

 

22時以降まで営業しているだけでなく、何と、土日祝限定で\500モーニング(7時~)のメニューもあるので、興味がある方はそちらもぜひ。他にも実は色々メニューがあるのだが、意外に訪問している人が少なくてもったいない印象。注目の某インド食堂が駅の反対側にオープンするので、スパイス好きの人たちが国立に集結して、その影響で少し注目度がアップすると幸い。

 

ごちそうさま。