こんにちは!
カレー大學事務局です
寒かったり暑かったりでみなさま、体調は大丈夫ですか?
紫陽花の花が咲き始めたので、、あーもう梅雨だなあなんて思う今日この頃、気をつけなきゃいけないのが食中毒ですね
一晩寝かせたカレーが美味しい、っていいますけど
43〜47度で長く置いておくととっても菌が増えやすくなって、
大量に摂取しちゃうと腹痛、下痢になっちゃうので
保存の仕方には要注意ですよ〜
さてさて、ご報告にちょっと日にちが経ってしまいましたが、第8期カレー大学院第2講が5/20オンラインにて開催されました
今回レポートを書いていただいたのは、島田さん、カレーカフェ開店を目指しカレー大学院をご受講されました。
大手企業をいくつかお仕事されていたそうでしっかりされてます〜夢やビジョンが膨らんでパワーいっぱいのおねえさまです
あと、前回オペで卒業式に参加できずご紹介できなかった、7期卒業生のカレードクター、新谷さんも巻末にご紹介させていただきます
以下島田さんの議事録です
第8期カレー大学院第2回議事録
2023年5月20日島田久美栄
テーマ:「カレー応用歴史」研究
【第1部】 カレー応用歴史学
【第2部】 商品開発理論
1部の課題発表「カレー日本史」「カレー世界史」「スパイス史」「エピソードよるカレー歴史」「インドカレー史」。
世界史の小林さんは各国のカレーの要点集約が見事な発表。
スパイス史の内山さんはスパイスとハーブの違いと大変高価だったスパイスの歴史的流通価値を発表。
カレーの歴史の中村さんは使節団のカレー記とカレー粉の歴史の繰り返しが日本の国民食となったと発表。
インドカレー史の薮内さんは文献が少ない中、権力闘争下の領土内で南北にそれぞれ特徴あるインド料理があったと発表。
カレー日本史の島田は1958年から戦前・戦後、平成・令和を通しての流れを発表。
10分の持ち時間が15分のタイムオーバーとなり、今後の課題。
2部では、井上学長による「カレーマーケテイング/カレープロデュ―スのスキル」について講義。
一つの商品ができるまでの流れには、(アイデア➡スクリ―二ング➡コンセプト➡マーケテイング分析➡開発➡生産導入)が基本。
カレー大学院卒業生の先輩の方々の例を参考に紹介。
令和時代、レトルトカレー・カレールウ他、カレー関連食材500億円市場規模の中に新規に参入するチャンスを掴むには4P(プロダクト・プライス・プレース・プロモーション)が重要。+通販、メディア、SNS、TikTok等を駆使する時代に入っている。
他、広告、PR、セールスプロモーション、営業、口コミと共存してカレーの販路をつなぐ必要がある。また、パッケージにこだわること。レトルトカレーに関しては箱(ジャケット買い)が大事であり、売れるための作戦である。
更に開発から販売まで少なくとも半年から1年は要する。
井上学長の講義を聴いて商品を世に出す、売るとは簡単ではないと
学び、「ブランディングシート」に真剣に取組もうと思いました。
4月22日の皆様と顔合わせをした日から1ヶ月が経ち、皆様のカレーに対する熱意が増したと感じ、私もスイッチが入りました。
本日は4時間にわたるお時間を楽しく共有させて頂きましたことに感謝申し上げます。本日はありがとうございました。
以上
第7期卒業生新谷さんご紹介
新谷 隆さん
消化器系の外科医 新谷さんは、この日患者さんの手術予定があり、欠席となりました。
授与式には、参加できませんでしたが、その後の取材でカレーへの熱い思いをお聞きしました。
患者さんの要望に応えたい!体に優しいカレーを開発中
新谷 隆(にいや たかし)さん
東京都内の病院に勤務する新谷さんは、現在、消化器系の病気を患っている人や、末期がんの人も食べることができるカレーを開発中。
もともと毎日の仕事で患者と向き合う中、健康回復につながる食事とはどういうものかと考えていた新谷さん。そこでひらめいたのがカレーでした。「栄養豊富なうえ、患者さんたちも食べたがっている」ことが決め手になったそうです。たまたまテレビ番組でカレー大學の存在を知ったことが、受講につながりました。
圧倒的なカレーの知識(歴史やスパイスの効用など)を学ぶことで、生きる為に必要な栄養素が豊富に含まれている事、スパイスの調合で体のバランスを整えられる事など、「もしかしたら、世界を救うのはカレーではないか?」と、新たな気づきがあった新谷さん。今後の目標は、「昆布だし汁をベースにしたカレーの開発や、子どもからお年寄りまでの健康指導を行えるカレー店の展開を検討中です!」と力強く語ってくれました。