今回はアイルランド・ゴールウェイでカレーを食べたお話です。


ゼミ長の松本です。

 

カレーを食べた翌日またカレーを食べることになるって、意外とあるあるではないでしょうか。意図的に365日カレーを食べ続けるツワモノも、カレーの学校界隈には沢山いらっしゃいますがウインク💕

  


ダブリンのスーパーで売っていたダブルクリームを使ってカレーを作った日の翌日、ダブリンからゴールウェイという街へ移動しました。


バス停からほど近い「ゴールウェイ シティ ホステル」(1泊25€)という宿にチェックイン。すると受付にこんな看板が出てるじゃあーりませんか!

 

「本日火曜日19:15から、美味しいベジタブルカレーをご用意します!たったの2ユーロ(260円)‼‼‼皆さんふるってご参加ください。※希望者は18時までにフロントでサインしてね。」とのこと。

 
ワァオ!喜んで参加したい旨フロントのスタッフに伝えると「僕が今作ってるんだよ!」とのこと。この宿に限らずアイルランドのユースホステルではサービスの一環で、スタッフが料理を作り格安または無料でふるまうことがあるようです。
 

ダブリンのホステルでも「月曜日はパスタ無料サービスデー」というのがありました。私は知らずにカレーを作っちゃいましたが。
 
お手並み拝見、とキッチンを覗いてびっくりガーン
なんと24種類のスパイスが・・・!!!

ダブリンみたいなTAKE FREEのスパイスではなく、どうも今日カレーを作ってくれるスタッフが趣味で買い揃えた様子です。もしかして、カレーの学校アイルランド校の生徒さん??

とにかく、アイルランドにもカレー大好きな人は存在するようです。(が、アイルランドはイギリスに比べると街中のカレー屋さんは少なめです)
 
野菜はズッキーニ、パプリカ、玉ねぎ、ブロッコリー、じゃがいもなどを使用する模様。

提供されるのが「ベジタブルカレー」というのが、すごくブリテン(イギリス・アイルランド)らしいな、と思いました。というのも、ブリテンを旅行中に入った(または見かけた)レストランには、ほぼ100%の確率で”ベジタリアンメニュー”もしくは”ビーガンメニュー”が用意されていました。

 
ブリテンのベジタリアン比率・ビーガン比率はどれくらいなんだろう?と調べてみましたが、正確な数値は出てこず。ただ、ロンドンには80店舗近くのビーガン専門レストランがあるそうで、近年ますます増えているのは間違いなさそうです。(ベジタリアンとビーガンの違いはこちら
ちなみにハダーズフィールドでお宅に泊めてもらったお家のお子さんも、ママの影響でベジタリアンだそう。パパは肉食なので、お子さんが自分の意思でベジタリアンになると決めたそうです。
 

日本にもベジタリアン・ビーガンの方はいますが、ブリテンのほうがちゃんと市民権を得ているし、ある意味ベジタリアン・ビーガンが流行していて商売にも結びついてる印象を受けました。(日本のヨガみたいに、まずは気軽にやってみようかなという人が多そう)

だから、泊っている人誰でも食べれるようにと「ベジタブルカレー」にしたのかな?と。
なんつって、もしかしたら肉カレーも普通に提供してるかもしれません。

 
さてさて、いったいどのスパイスを調合して作ってるのか気になってみてみると
Uncle Bensのレトルトカレーかいっおーっ!

UncleBensはダブリンの回でも登場しましたが、アメリカ・テキサスのブランドだそうです。
ブリテンのレトルトカレーは、瓶か缶が多いです。日本のようなパウチは見かけません。


これは別の都市で食べた缶カレー。大手スーパーのプライベートブランドカレー。鉄分たっぷりのお味でした。


 
でもUncle Bensのレトルトカレーだけではなく、ガラムマサラとミックススパイスも使った形跡がありました。どちらもミックススパイスだけどね…
見えないところで他のスパイスも使っていたはず、きっと。
 
その後、19:30頃カレーが完成しました。シェフが人数分に分け盛ってくれています。
 

人もたくさん集まってきました。
チキンな私はメインテーブルには座れず、カウンターの端っこに。だって、英語しゃべれないし、交流の仕方がよく分からないんだものえーんフレンドリーさって一種の特技と才能ですよね、すぐ仲良くなれる人がうらやましい。

 
カレーはこんな感じで野菜たっぷり!
美味しい!特定のスパイスは香ってきませんが、マイルドで万人受けな感じです。
 
そうそう!欧米人の皆さんは、全員カレーをフォークとナイフで食べてましたびっくり

ブリテンのカレーは総じて具が大きかったのだけど、それはフォークとナイフを使うことを前提にしているからなのか?!
インドや日本のカレーは液体の中に具があるというのが主流だけど、ブリテンのカレーは食材にカレーソースがかかってる感覚なんでしょうか。
 
たしかに高級店のビーフシチュー(あれはフランス料理)も、真ん中に大きなお肉があって、それをナイフで切って食べるから、それと同じなのかもしれません。

また新しい発見があり、とっても楽しいカレーとなりましたウインク
 


・・・
関係ないけど最後に、アラン諸島のイニシュモア島の写真をみてください!宮崎駿さんと鈴木敏夫さんも数十年前に訪れた島だそうです。

ゴールウェイからバスと船で片道1時間半くらいで行けて、島内サイクリングができます。アイルランドに行ったらぜひ訪れてみてください音譜音譜

 




 おわり