カレー好きを標榜しておいて、このお店に行っていないことを長らく恥じておりましたが、、
やっとこさ、勇気を出して行って参った！
荻窪の『吉田カレー』さん
いやぁ、行けて良かった。
お店の口コミ見れば見るほど、入り口が入りにくいだの、罰金ルールがたくさんあるだの、、訪問ハードルが上がってました。しかし、まぁ覚悟を決めて一度行けば、結果として全然大丈夫でした。
まぁ、入り口は確かに入りにくい笑
ってか、これは普通お店閉まってるとしか思えない笑
この階段登った先は撮影禁止、そして、お店の中で携帯使うと5分200円課金される（遠慮なく使っていいそうです、ただ課金されるけど）、ということで写真はありません。
まず最初の関門は、店主さんの了解がないとお店に入ってはいけないこと。え、そんなんある？笑 階段先の壁の張り紙には、「この店はお客を選びます」。おーい。
ま、とにかくルールに従って、お店のドアの前で店主さんに声をかけられるのを待つ。「お店の扉入ったところまでどうぞー」。お、入れるらしい。
次の関門がオーダー。忙しいワンオペの店主さんが待っている。急がねば。調べておいて良かった。
オリジナルカレーとスパイスカレーのミックス、そこに豚（小）とうずらのアチャールとタマネギのアチャールのトッピング。どうやら成功したらしい。「カウンターへどうぞ」。座る席も店主さんが決める、と。
カウンターで店主さんがテキパキカレーを作る姿を見ながら、、あっという間にできました。これ！
ヤバいです。美しい。複数の関門を越えて、食事にありつける嬉しさも相まってか、なんか目の前のカレーに感激してしまう。
そして、味は説明不能。だってひとくちひとくちで味が全然違うんですもの。ルーのみ食べるシーンはほぼない。全体にトッピング。しかし、なんだろう、なんともうまい。特徴的なのは、なんか酸味！甘さと、スパイシーさと、酸味。このキーマはなに、チョコ？風の、ダークな味。卵の黄身、よく落ちないな。豚は、これでも小かってくらい大きいのはさておき、とろとろに煮込まれている割に味は強くなくて。カレーを邪魔しないように作られてるんだろうな。うずらのアチャールなんて初めて。これも酸味。全体的に辛くないようで、気づくと口の中はちゃんと刺激。もうなんか、味も食感もいろいろ。しかし、間違いなくカレー。これは真似できない。追随を許さないオリジナリティ。すごい。
こんなこだわり満点のお店ながら、店の中のBGMはちゃんと季節に合わせたクリスマスソング🎄
なんとも言えぬ頭の混乱と満足感の中、暗く、狭く、急な階段を、落ちないようにゆっくりと降りる。
小さな小さなお店の看板は裏から見ると解散されたバランスのアルファベット表記。来た時にはあんな入りにくかった入り口が、今はなぜかめっちゃクールに見える。
