▼12日午前10時、甲子園に宇部鴻城高校の校歌が響き渡った。同校は15安打を放ち、7-3宇和島東(愛媛)を下した。試合前、宇和島東の長滝剛監督が「山口大会で39得点を挙げ1~9番まで打者の能力が高い」と恐れていた通りになった。宇部の次戦は兵庫県代表の明石商業。終戦の日にあたる8月15日に相まみえる。


▼何の縁だろうか。戦後、高校野球大会が復活した1946年8月15日に重なる。戦中の「敵国スポーツ」を脱却し、野球の再スタートを切った日だ。当時は甲子園球場をGHQが管理し、試合会場は西宮球場で代替。甲子園は終戦直前の空襲で3日間炎上し、黒焦げだった。食糧難でグランドは芋畑として使ったという。今からは想像できない。


▼終戦で変わったと言えば君が代もそう。君が代を公示したのが1893年8月12日だから今日は「君が代の記念日」という。サイバーエージェントが手掛けるアメーバブログが「今日は何の日?スタンプ」(集めるとポイント)で「君が代 歌詞をみないで歌える?」と投稿を促してきた。うむ。ならば、こう問うのが面白いのでは。「君が代 歌詞の意味知ってる?」


▼君が代は日本初の勅撰和歌集(905年完成、古今和歌集)に含まれる和歌だ。醍醐天皇の勅命だった。歌詞の意味は親しい人の長寿を願うもの。戦前は天皇を讃える歌となったが、本来は君が代の「君」は「あなた」を指し、特定の人を意図しないとされる。ならば、この歌を宇部鴻城に捧げよう。「さざれ石の巌となりて(固い絆となり)」、山口県勢60年ぶりの優勝へ。球児に捧げる「ラブレター」である。



君が代、歌詞をみないで歌える?

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