叱らない育児って私にとっては難しかった時代。

怒る方が実は一番簡単なんだなぁ~と

思ったのも今日この頃の話です。

 

私が、あまり怒らなくなったのは

年齢的に、怒るというスタミナが

日常的に減ってきたくらいの頃。

 

ドラクエで言うと、

レベル2~3のスキルで子供を叱った場合、

その次の次あたりでは、

レベル4~6へスキルを上げて叱らないと

子供が舐めてしまったり、聞きなれてしまうと

恐怖を持ったからでした。

 

その頃の私は、母としてのスキルも

今よりもっと低かった時代。

(それでも、自分の息子へ対する育児力は

まあまあだと自画自賛していた。)

 

今振り返ってみると、

叱られた側からすると私の鬼化された顔が

目に付いたり苛々したりで

話が入ってくる訳がないw

 

多分、息子がカナーという理由ではなく

普通の子供だったとしても同じだったと思う。

 

 

その後、ぐんぐん育児力がついていった結果。

子供は都合の良い所はとても雑音が無く

親の言葉が耳に入る(親の情動もフィルター無しで入る)

という事が分かりましたよ。

 

なので、私は褒める育児より親馬鹿モードへ。

褒めるのではなく、良い事や良かった事を

伝える方面へ向かったのです。

 

悪い事や困った行動が理解できないんだから

良い事や良い行動も教えるべきだと。

 

昔の時代の親達は、謙遜に美化していたから

難しいとは思う。

でも、今の時代の親は子供の良い所に気が付くのが

上手いと思うの。

良い事に気が付くタイミングは、

SNSでイイネを押すのと同じ事なんだから。

それが難しければ、

遠慮せずに親馬鹿になってていいの。

 

結果、私は褒める育児へと路線変更。

 

実は叱る育児の次に楽なのは、

褒める育児。

そこまでいってしまったら、

子供は親のタイミング通りに、

好きな自分になれる事がかったるくなくなる。

 

昨日、息子と一緒に出掛けたのですが

珍しく、欲しい物だけを買うという事が

出来たのです。

何でもいいから何かを買って帰る姿ではなくて

そこがとても頼もしくてね。

 

今日のお出かけで、

あなたは自分の欲しい物だけを買うという姿を

凄いなぁと関心したと、

息子に伝えたら、その言葉を自分で言い返し

「僕は欲しい物だけを買って帰りました」と

振り返っていたわ。

 

あの姿を見て、あの子は次の次あたりから

好きな物しか買わない人になるのが確認。

我慢するという事を教えるのは難しいけど

選択した事の凄さを、イイネボタン押すように

こちら側が反応を繰り返すのは簡単。

 

叱らない育児の方面へ、寄り道は長いけど

そっち方面には近寄っていくとは思う。

 

育児って、終わりかけの頃に

コツがつかめていくものなのよね。

12年前の私は知りたかったわ。